Wings2～いつか飛びたつその日まで～ (ページ4)

今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:112,277 hit

54) ページ4

韓国帰国の日の朝。

オンマが作ってくれた純和風な朝食をテテと一緒に食べる。

TH「ねぇ、ヒョン。このお味噌汁っての美味しいね！韓国帰っても作ってほしい」

A「あぁ。いいよ。じゃあ、空港向かう前にスーパー寄って、白玉粉とお味噌買って行こうな」

朝食を食べて、荷造りしてたらあっという間にもう出発しなきゃいけない時間。

2泊3日と言う短い滞在時間だったけど、久々に家族に会えたし、テテが日本を好きになってくれてよかった。

いまだに反日教育が当たり前に行われている韓国。

メンバーから反日的な発言は聞いたことはないけど、あえて自ら日韓のハーフであることをなかなか言い出せなかったのは少なからず不安があったから。

でも、テテやグクが一緒に日本に行きたいって言ってくれたのはすごく嬉しかったし安心した。
テテに至っては日本大好きとまで言ってくれてるし、私との会話に頑張って日本語を取り入れようとしてくれてる姿勢も嬉しい。

A「テテ、一緒に日本来てくれてありがとね」

TH「ん？うん(^-^)」

オッパの車でアッパとオンマと一緒に空港まで送ってもらった。

A「アッパ、オンマ、…ヒョン、ありがとね。なかなか帰ってこられないかもしれないけど、頑張るから」

AP「ああ。あんまり無理するなよ。体だけは大事にするんだぞ」

OM「ミナムも、テテくんも応援してるからね‼オンマすっかりテテペンになっちゃったわ♡」

ちょっと、ちょっと！子供差し置いてテテペンとは…w

HN「CD出たら送れよwww」

A「やだよw買ってよwww売上にならないじゃん」

なんて、笑っていたらオッパにギュッと抱きしめられた。

HN『いつも俺にくっついてたお前なのに、なんか遠く行っちゃうみたいで寂しいな。でも頑張れよ！いつも応援してるから』

オッパの言葉に思わず泣きそうになった。

A『バカだなwどこにも行ったりしないよ。お兄ちゃん、大好きだよ』

HN『ああ、俺もだよ。お前はどこに行ってもどうなっても自慢の妹だよ』

オッパの優しい香りがする。

HN「テヒョンくん、デビュー楽しみにしてるから。ミナムのこと、よろしくな。ほかのみんなにもよろしく伝えてくれな」

テヒョンは深々と頭を下げて丁寧に挨拶した。

私も笑顔で手を振って搭乗手続きに向かった。