Wings2～いつか飛びたつその日まで～ (ページ17)

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家に帰ってからはジンが作ってくれたお粥をユンギに温めてもらって、その間に私は軽くシャワーを浴びた。
昨夜ユンギが体をふいてくれたみたいたけど(今考えると恐ろしく恥ずかしい)ダンスして汗だくだったしさっぱりしたかった。

シャワーから出てお粥を食べて、薬を飲んでひたすら寝た。

ユンギは「なんかあったら電話して」とだけ言い残して自室で曲作りの作業をしていたみたい。

みんなに連絡しておかなきゃ。

Aご心配おかけしました。風邪でした。それからジン、お粥ありがとう。なぜかごま油の味したけど、美味しかったよ。

スマホを置いて目を瞑った。

みんなが帰ってくるまでカトクの通知音にも気付かないほどぐっすり寝ていた。

-----21:00

JN「…ヒョン？ミナムヒョン？」

A「ん…」

そっと目を開けると心配そうに覗き込むジンの顔。

A「ジン…おかえり。今何時？」

JN「21時すぎだよ。ヒョン、体はどう？大丈夫？」

A「そんなに寝てたんだ…ん、でもだいぶ楽になった」

JN「ずっと寝てたの？」

A「そうみたい。でもおかげでだいぶ楽になった」

JN「一度熱計ってみて」

テーブルに置いてあった体温計を渡される。

ピピッピピッ

37.8℃

JN「うん、だいぶ下がってるね。でもまだ熱あるから明日もしっかり寝ててね。ヒョン晩御飯まだでしょ？お粥作ってくるから待ってて」

優しく髪を撫でてくれるジンの手を、無意識に掴んでいた。

A「なるべく早く戻ってきて？」

JN「え？///」

キョトンとしてるジン。

A「一人で部屋にいるの寂しい」

一瞬ポカンとしてたけど、すぐにフニャッと笑顔になって

JN「なんか今日のミナムヒョン子供みたいでかわいいね。よしよし！じゃあヒョンが美味しいお粥すぐ作ってきてあげるから、ちょっとだけ待ってんだぞ(^-^)」

私の頭をわしゃわしゃっと撫でて部屋を出て行った。