ようこそBTS農業組合へ！

36収穫 ページ36

-NJ side


ジンヒョンと対面した瞬間

Aさんの表情が固まって


まだ紹介してもいないのにAさんの口から発せられたジンヒョンの名前









2人の間に流れる微妙な空気は

2人がただならぬ関係にあったと気付かせるには十分だった。






きっと今朝話していたAさんの元彼はジンヒョンだ。




ジンヒョンも最初は驚いた顔をしていたけど

すぐに優しい笑顔になって


SJ「A、元気だった？まさかナムジュナのとこに住み込みで手伝いに来てるのがAだったなんてね。これも何かの運命なのかな」


なんて冗談なのか本気なのか…



『えっと…仕事、やめちゃって…』


Aさんは少し俯き気味なまま気まずそう。


SJ「そっか…A頑張ってたのに…」

『うん、頑張りすぎちゃって…』


そう言って俯くAさんにそっと近づいて


頭をゆっくりと撫でてあげるジンヒョン







どう見ても俺なんかが入り込めるような
雰囲気ではなくて






やっぱりこの2人はちゃんと愛し合っていたんじゃないかと納得せざるを得なくて



俺は静かにリビングに戻った。

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