Wings～いつか飛びたつその日まで～ (ページ47)

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レコーディングもMV撮影も無事に終わり、ジン、ユンギ、ナム、ホソクのティーザー撮影も終わった。

いよいよ今度の水曜日にはジンのティーザーが公開される。

メンバーの芸名も決まった。

ジンは呼び名の通りジン。

ユンギは色白だからSUGA。

ナムはラップが得意だからRap Monster。

ホソクはいつも笑顔で希望担当だからJ-hope。

ジミナは色々候補があったけど結局そのままジミン。

テヒョンはなぜかV。

ジョングクもそのままジョングク。

私は最初に咄嗟に名乗ったミナムがそのまま芸名になった。

---水曜日

いよいよジンのティーザーが配信される。

リビングにみんな集まってパソコンの画面に食い入る。

24:00になった瞬間、ティーザーが流れ始めた。

SG「お、きたっ！」

A「わっ…ジンめっちゃかっこいいじゃん…」

JH「ぉわぁ…なんかこうプリンス的な？」

JK「すげぇ、ジニヒョンほんとにデビューしたんだね…」

RM「閲覧数もどんどん上がってく…」

JM「コメントもすごいよ！」

“超かっこいい‼”

“ぜったいファンになる！”

“他のメンバーも楽しみ”

どんどん上がってくる嬉しいコメント。

もちろんアンチなコメントも全くないわけではないけど、そんなのも気にならないほど応援コメントがたくさん上がってくる。

顔を真っ赤にしたジン。

JN「あぁ、なんだか夢みたい。俺デビューしたんだね…」

A「そうだよ。デビューしたんだよ。でもこれがゴールじゃない。これからがやっとスタートなんだ」

SG「5分も経たないうちにこんなに応援してくれる人たちがいるんだ。期待以上のもの届けないとな」

今日流れたティーザーはジンだけだったけど、メンバー一人一人嬉しいと共に身が引き締まる思いだった。

A「あのさ…こんな時に申し訳ないんだけど」

SG「え？いきなりスキャンダルとかやめろよ？」

A「んなバカなwじゃなくて、明後日から2泊3日で日本に行ってくる」

JN「へ？なんで日本？旅行？」

A「いや、両親が日本に住んでるから。完全にデビューしたらなかなか帰省できないだろうし」

RM「ミナムヒョンて日本出身なの⁈」

A「うん。言ってなかったっけ？」

JM「聞いてないよー！初耳！」

みんなの興味が一気にこちらに向いた。