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31)TH side ページ31
事務所の外には、どこから聞きつけたのかすでにファンらしき人たちがチラホラといた。
非公開練習生の俺とミナムヒョンは、みんなとは別の出入り口から出た。
そのおかげで、ヒョンのバイクに乗せてもらえることになった。
ヒョンは自分のとは別のヘルメットを俺に渡してくれた。
常にヘルメットがもう一つあるってことは、これは彼女のなのかな？
A「しっかりつかまっとけよ。あとマフラーに足触んないように気をつけて。大火傷するよ」
って言うから、俺は後ろからヒョンにぎゅぅってしがみついた。
ヒョンて、見た目以上に細い。
グギャも細いけど、もっと細い。
細いっていうか、華奢？
女みたいなウエスト。
でもさ、胸板はめっちゃ厚くて男らしい。
TH「ヒョンて、めっちゃ細いのに胸板はすげー分厚いよね。どうやって鍛えてんの？」
そう言いながら俺が胸板をペタペタ触ってると、バッと俺の手をウエストに戻された。
A「べ、別に何も鍛えてないよっ‼」
なんかすげー焦ってるぽい。
そんな人に知られたくない秘密のトレーニングでもしてんのかな？
ヒョンとのタンデムも20分足らずで宿舎に到着して終了。
俺の初めてのバイク体験も終わってしまった。
車もバイクもまだ免許がない俺にとって、バイクを運転するヒョンはさらにかっこよくて、俺が女だったら間違いなく惚れてるなwww
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作者名：蘭
| 作成日時：2017年1月18日 1時
