ラブコール ページ18
.
向「Aこれ食べる？」
向「ご飯よそったろか？」
向「髪型めっちゃかわいい」
向「緊張してへん？」
「………」
反応に困ってしまうぐらいの甘々っぷり。
康二くんと仲直り？したことをメンバーに隠そうとは思ってなかったけど…いつのタイミングでどうやって伝えようかなあとは思ってたのに。
深「捕まったのね？」
「はい…見ての通りです…」
言うまでもなく、康二くんのラブコールを見て察するみんな。
Aー！って今もまた遠くから私を呼ぶ声がする。
あ、ラウちゃんにうるさいって怒られてる。
康二くんの耳と尻尾が垂れ下がった。
「んふふ」
深「…けっ。バカップルめ。」
なんて言いながらもふっかさんの表情は優しくて胸がきゅっとなった。
「…今までいっぱいありがとうね」
深「なんだよ…急に改まって…
娘が嫁に行く時ってこんな感じなのかな……」
なんか泣いちゃいそう…ってふっかさんが目元を押さえるのを見て、私まで釣られて泣きそうになった。
私にも康二くんにも。
メンバーになったその日から今日まで、計り知れない愛情を注いでくれたふっかさん。
感謝してもしきれない。
深「…俺にも大事な子が出来たら絶対Aちゃん取り持ってね」
「！もちろん…！」
岩「てかトレーニングルームはトレーニングする為に使って貰っていい？」
「えっ…」
岩「2人が立て続けに入ってくの見ちゃって部屋の前通りすぎんのめっちゃ気まずかったからね？」
深「なんかおっ始まっちゃったらねぇ？岩本さんも庇いきれないから」
「おっぱじま…！」
顔に熱が集まる。
人様に見られて困ることはしてへんはず…
ハグは…セーフ？
岩「俺わざわざ部屋の札、使用中にしといたんだから感謝してよ」
「あ…あれ照くんがしてくれたん？」
部屋を出た時に気付いて、てっきり康二くんかと思いながら元に戻したけど…照くんが気を利かせてくれたらしい。
深「大丈夫？変なトレーニングしてない？」
「…親戚のおじさんみたい…」
岩「ふっかそれはキモいよ。」
深「なっ…和ませようとしたんじゃん！」
ムキー！ってヘソを曲げるふっかさんはやっぱり優しい。
気を遣うなってことやろ？
ラ「ねーAちゃん！康二くんほんとうるさいんだけど！」
そう言ってラウちゃんが避難してきた。
ラ「仲直りしたのは良いけど仲良いのも程々にしてよね！」
プリプリ文句言ってるはずやのにその表情はどこか嬉しそうで。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2233人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あむ
| 作成日時：2024年2月18日 13時
