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向井side。
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渡「なあ今日A遅くね？」
俺が10分前から気になっとったことを最初に口に出したのはしょっぴーやった。
佐「あれ？ほんとだ、まだはっすー来てないね」
まあ、正確にはまだ集合時間とちゃうんやけど。
前の仕事が早く終わった組がちらほら集まって来てはいるけど、まだ集合時間の15分前。
それでも俺らが遅いと感じるのは、仕事が無い時は大概Aが一番乗りやから。
自分で言うけど、俺らのことが大好きなAは10人仕事の時はだいたいそう。
メンバーで共有してるスケジュールではAのとこ午前中オフってなってたけど、それスノの企画でダブルダッチの大会に出ることになってからというもの、9月の地区予選に向けてちょっとでも暇があれば練習してるA。
今日も先生達と練習するって言うてたから、ギリギリまでおんねやろな。
続々とメンバーが来てAが珍しく最後の1人になっても、俺らはまだそうやって思ってた。
マネージャーが血相変えて入ってくるまで。
佐野「Aさんがっ…！！」
額に汗を滲ませて肩で息をしながら、真っ青な顔をする佐野っちことのっちが力が抜けたようにその場にしゃがみ込んだ。
岩「どうした？」
深「一旦落ち着きな、」
ゼェゼェと呼吸を乱すのっちに駆け寄る照にぃとふっかさん。
え、なに？A？Aって言うた？
とりあえずなんも状況が掴まれへんくて、でもAの身になんかあったのは確かで。
ただひたすら戸惑った。
佐「阿部ちゃん！」
阿「ごめ、大丈夫…」
舘「そんな顔色でどこが大丈夫なの。」
振り向くとのっちとおんなじような顔した阿部ちゃんがどうやらふらついたらしくて、さっくんと舘さんに支えられてた。
Aが事故に遭った時、助けられへんかったってずっと自分を責めてる阿部ちゃん。
A本人や俺らがどんだけそれはちゃうよって言うても、阿部ちゃんの中では一種のトラウマみたいになってもうてる。
Aになんかあったら、俺らは正気じゃおられへんのに。
神様は意地悪や。
佐野「Aさんが、居なくなって…」
あとどれだけあの子に試練を与えたら満足するん？気が済むん？
「もうAは充分頑張ってるやんか……」
俺らから、Aを奪わんとってよ。
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あむ(プロフ) - さらさん» コメントありがとうございます！少しずつお話進んで来てるのでお楽しみ頂けたら幸いです☻ (1月9日 12時) (
レス) id: 3fabfc8fab (このIDを非表示/違反報告)
さら - 更新たのしみにしてます！ (1月5日 0時) (レス) @page25 id: f3e4c7f7c3 (このIDを非表示/違反報告)
あむ(プロフ) - あたりんさん» コメント気付かずお返事遅くなってしまいすみません！感想ありがとうございます☻不定期更新ですがお付き合い頂けましたら嬉しいです！ (11月5日 14時) (レス) id: 3fabfc8fab (このIDを非表示/違反報告)
あたりん(プロフ) - とても面白いです！更新たのしみにしてます！ (10月23日 11時) (レス) @page7 id: 8619ea3777 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あむ
| 作成日時：2023年9月28日 1時
