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佐久間side。
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1人がけのソファにちょこんと座って髪を乾かして貰うA。美容院みたい。シャワーを浴びた後だからもちろんすっぴんで、幼く見える。翔太がよく、あいつなんもしてなくてあの肌保ててんのほんとムカつくわ！って吠えてるけどほんと、眩しいくらいのツルピカたまご肌。すべすべで触り心地良いんだよね。Aのほっぺ。
阿「はい。乾いたよ」
蓮「阿部ちゃんありがと〜」
なんだろ。なんか、ほわほわ〜ってしてる。
ひとまず大阪公演を終えてメイクも落として、メンバーしか居ない空間にすっかり気を許してんだろうなって感じ。
まだお酒飲んでないのにほろ酔いみたいな。
お風呂とドライヤーであったまってほんのりほっぺがピンクなのも相まって。
阿「冷蔵庫にビール冷えてるよ」
「さすが阿部ちゃん！」
蓮「至れり尽せりや〜！」
大阪お疲れ〜って缶ビールで乾杯をした。
飲むっつっても、俺も阿部ちゃんもそんなに強くないから基本喋んのがメインになるんだけど。
あそこの演出良かったよねとか。あの時振り間違えちゃって〜とか。あれもうちょっとこうしたくない？とか。
3日間ずっと一緒に居たのにまだこの熱量でライブの話出来ちゃう俺らってやっぱ仲良いなって思うし、この仕事が好きなんだよね。
でもそろそろ仕事以外の話もしたい頃じゃん？
「Aさ〜ヒナに言わなくて良かったの？」
蓮「んー？何を？」
「ふっかと付き合ってるよーって」
いい感じに酔ってたAが息を飲んだ。
阿部ちゃんが一瞬目を丸くして驚いてたけど俺を咎めるようなことは言わなかった。
蓮「…そんな、わざわざ言わへんよ」
少しの間の後、へらっと笑ってAは言った。
それは姉弟だから？それとも…本気じゃないから？
「…ズルいよね」
蓮「え？」
「ズルいよ。はっすーは、ズルい。」
蓮「…なにそれ」
クスッて笑う。
俺たちが溺れてるの、知ってるくせに。
知らんぷりしてこうして寂しい時に擦り寄ってくる。突き放せないって分かってて。
望み無いなって思わせてくれればいいのにさ。
いっつも隙だらけで、どこか満たされない顔してて。
なのにはっすーの心を占めてるのはたった1人で。
そんなの、ズルいよ。…諦めさせてくれない。
様子を伺ってた阿部ちゃんが話を逸らして、そこからはいつもの3人。空気読ませてごめんね。
気付けば缶がいっぱい空いてて、およ？って思ったらAが思ったより酔っ払ってることに気付く。
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あむ(プロフ) - さらさん» コメントありがとうございます！少しずつお話進んで来てるのでお楽しみ頂けたら幸いです☻ (1月9日 12時) (
レス) id: 3fabfc8fab (このIDを非表示/違反報告)
さら - 更新たのしみにしてます！ (1月5日 0時) (レス) @page25 id: f3e4c7f7c3 (このIDを非表示/違反報告)
あむ(プロフ) - あたりんさん» コメント気付かずお返事遅くなってしまいすみません！感想ありがとうございます☻不定期更新ですがお付き合い頂けましたら嬉しいです！ (11月5日 14時) (レス) id: 3fabfc8fab (このIDを非表示/違反報告)
あたりん(プロフ) - とても面白いです！更新たのしみにしてます！ (10月23日 11時) (レス) @page7 id: 8619ea3777 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あむ
| 作成日時：2023年9月28日 1時
