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阿部side。
.
佐「じゃあさ、ヒナはA姉ちゃんに彼氏が出来たら大変だね？」
蓮「…」
意地悪を投下した佐久間をジトっと見つめるAだけど、Aの隣に座っている日向くんはその視線に気付かない。
日向「シスコンの自覚はあるから…めっちゃ探っちゃうかも。どんな人か。」
蓮「…この話題やめへん？」
佐「えー？いいじゃん！どんな人だったらヒナのお許し出んの？」
ニマニマ。悪い顔で踏み込む佐久間。
Aはどうしよーって顔。目が泳いでる。
きっと今 Aの頭の中はフル回転してるところだ。
佐「俺は？姉ちゃんのこと貰ってもいーい？」
日向「佐久間さんはあかーん」
佐「俺はっすーのこと誰よりも好きなのに！？」
日向「オタクとして８割やろ？」
佐「んは！それはねーそうかも。じゃあ阿部ちゃんは？」
「俺？」
日向「阿部さんはAちゃんに優しくしてくれそうやけど…いつかAちゃんのこと閉じ込めそう」
「ええ！？なにそのイメージ！」
佐「うわー！分かるわそれ！ヒナ洞察力すげぇじゃん！」
「ちょっと待って、心外なんだけど」
口ではそう言ったけどあながち間違いでもないのが怖い。俺はAのこと絶対に傷つけないって断言できるけど、自由は奪ってしまいそうな気がする。魅力的なAを誰かに奪われるかもしれない恐怖で。
「でも確かに、俺はAを幸せにできる自信ないな。
Aが俺を選んでくれるなら頑張るけどね？」
またそんなこと言って…って困ったように笑うA。
Aは賢くて、それでいてちょっと馬鹿だ。
自分のことをまるで理解してない上に、価値も見誤ってるんだから。
佐「他のメンバーはどう思う？ヒナ的にAのこと任せられそうな奴いる？」
日向「えー？そうやなぁ…」
蓮「なあまだこの話広げんの？そろそろお好み焼きひっくり返したら？」
日向くんの気を逸らそうと思って言ったんだろうけど、日向くんはほんまやなぁって言いながらサッと上手にお好み焼きをひっくり返すと、またすぐうーんと考え始めた。
作戦が失敗したAは居心地が悪そう。
日向「ラウールくんはいい子やと思うけど俺と同い年の人が兄ちゃんになんのはなあ…
深澤さんと渡辺さんはだらしなさそうやしー…」
佐「ぶはっ！」
「佐久間。」
蓮「なんか頭痛くなってきた…」
日向「え？大丈夫？」
なんにも知らない弟くん。
君の発言でお姉さんは頭を抱えているんだよ、とは勿論言えず。
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あむ(プロフ) - さらさん» コメントありがとうございます！少しずつお話進んで来てるのでお楽しみ頂けたら幸いです☻ (1月9日 12時) (
レス) id: 3fabfc8fab (このIDを非表示/違反報告)
さら - 更新たのしみにしてます！ (1月5日 0時) (レス) @page25 id: f3e4c7f7c3 (このIDを非表示/違反報告)
あむ(プロフ) - あたりんさん» コメント気付かずお返事遅くなってしまいすみません！感想ありがとうございます☻不定期更新ですがお付き合い頂けましたら嬉しいです！ (11月5日 14時) (レス) id: 3fabfc8fab (このIDを非表示/違反報告)
あたりん(プロフ) - とても面白いです！更新たのしみにしてます！ (10月23日 11時) (レス) @page7 id: 8619ea3777 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あむ
| 作成日時：2023年9月28日 1時
