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深「…あんま俺こういうこと言わないけど、Aがよそ見しそうだから言っとくわ。
俺、Aのこと誰にもあげる気ないからね。」
「ど、ういう……」
言葉の意味を問うより先に優しくそっと触れた唇。
深「どこにも行っちゃダメ。いーい？」
「うん……」
深「ん。いーこ。」
ヘラッと笑うと私の頭を柔く撫でて、もう一度優しいキスをした。
深「ほんとは俺のことしか考えらんないくらいめちゃくちゃにしたいんだけどー…」
「なんか…怖いこと言うてる……」
深「んはっ でも今はいーや。
Aちゃんが自分から欲しがってくんなきゃ意味ねーもん」
ご飯ありがとね、ってまたキスを落とす。今度はおでこに。
何もなかったみたいにソファに戻って呑気にゲームを再開するふっかさんに、もう充分頭の中を支配されていることに、あの人はどこまで気付いてるんやろう。
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ご飯を食べて、順番にお風呂に入って。
私のオーバーサイズのTシャツとゆるっとしたズボンをパジャマ代わりにしたふっかさん。
ベッドに入ると当たり前のように私を腕の中に閉じ込める。
おんなじ香りなはずやのにどこか違うふっかさんの甘い匂いに包まれると、苦しいのに離れたくなくて、毒に侵されていくみたい。
深「…Aさ、」
「ん…？なに？」
深「康二取られて寂しいんでしょ？」
「…」
彼は私のものではないから、取られるっていう表現は正しくないんやけど。
例の事故以来、あのスタッフの女の子と康二くんがよくやり取りをしているというのはメンバー内では周知の事実。
カメラっていう共通の趣味があったみたいで、どのカメラが使いやすいかとかオススメの撮影スポットの話から距離が縮まってるらしく。
深「図星じゃん」
「ちゃうもん…」
康二くんが人たらしなのは今に始まったことじゃないし。
そもそも、誰と仲良くしようが私が口出しすることでもない。
深「はいはい、寂しいねぇ」
「…さびしい」
深「ん。素直に言えて偉い偉い。」
私を抱き締めたまま、背中をトントンとあやすように撫でるふっかさん。底知れない優しさに甘えて、顔を埋めるようにふっかさんにくっついた。
深「今はAちゃんだけのふっかさんですよー」
「うん…私だけのふっかさん…」
深「……俺から言い出したことだけどあんま可愛いと襲うよ？」
「それはあかん」
深「ほんと悪いわぁ…」
逃がさないとでも言うように、抱き締められる腕にギュッと力が籠った。
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あむ(プロフ) - さらさん» コメントありがとうございます！少しずつお話進んで来てるのでお楽しみ頂けたら幸いです☻ (1月9日 12時) (
レス) id: 3fabfc8fab (このIDを非表示/違反報告)
さら - 更新たのしみにしてます！ (1月5日 0時) (レス) @page25 id: f3e4c7f7c3 (このIDを非表示/違反報告)
あむ(プロフ) - あたりんさん» コメント気付かずお返事遅くなってしまいすみません！感想ありがとうございます☻不定期更新ですがお付き合い頂けましたら嬉しいです！ (11月5日 14時) (レス) id: 3fabfc8fab (このIDを非表示/違反報告)
あたりん(プロフ) - とても面白いです！更新たのしみにしてます！ (10月23日 11時) (レス) @page7 id: 8619ea3777 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あむ
| 作成日時：2023年9月28日 1時
