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向「うわぁっ…苦しい！」
阿「どうした？」
深「流石に緊張するかなぁと思って、したらもうしんどい人がいた。緊張しすぎて。」
メイキングのカメラを前にやりとりしている3人が向こうに見える。
緊張してる康二くんを笑ってるけど、いつもの飄々とした感じじゃなくてちょっとだけ硬い笑顔を浮かべるふっかさんも言葉通り緊張してるんやと思う。
向「とろけそう…」
深「うはは」
阿「大丈夫だよ」
「……」
佐「心配ー？」
「！ビックリした…」
急に耳元で声がして驚いて振り返るとさっくんが居た。
佐「やっぱかわいーねぇ頭」
「強火蓮野担としてさ、1曲目からこの蓮野出てきたらどう？？」
佐「…悶絶するわ」
目を瞑って噛み締めるみたいにさっくんが言う。
ド派手なオープニングの衣装に負けないようにメイクも髪型も気合いを入れて貰って。
何パターンか考えて下さってた中から、初日はさっくんの選んだハーフポニー。
佐「超かわいいよ！俺の嫁！」
「うふふ それは良かった！」
蓮野担代表のさっくんにお墨付きを貰えたら一安心。
佐「Aは緊張してない？」
「ん？」
佐「康二たちのこと気にしてるみたいだったから」
「…私は大丈夫やけど」
佐「気になんなら行ってあげればいいのに」
…そうしたいのは、山々やけど。
佐「初めてのドームでさ、しかも一発目が京セラなんて色々思うことあるでしょ。康二もAも。」
「……」
佐「素直じゃねぇな〜！！」
「わあっ！」
ガバッ！といきなり私を包み込んださっくん。
ポンポンと優しく頭を撫でられた。
佐「今日のはっすーも最高だよ。怖がんないで大丈夫。」
ふ、と体の力が抜ける。
…緊張してたんや、私も。
さっくんの背中に手を回すと、耳元で満足そうにひひって笑う声がした。
佐「はっすーの代わりに俺が康二にも喝入れといたげるよ」
「うん…」
佐「んははっ ほんまは自分でしたいのに〜って思ってる？」
「…イントネーション、変」
佐「意地っ張り！」
楽しそうに笑ったさっくんは体を離すと待機位置の方へ歩いて行った。
私も後を着いて行くとめめとかふっかさんにハグを求めてる康二くんが見える。
ほんまに一瞬。目が合ったけど、もちろん私に向かってくることはなくて。…心臓チクチクする。
佐「うらぁっ！」
向「わあっ」
笑いながら力強く康二くんを抱きしめたさっくん。
嬉しそうな康二くんを見て、ホッとした。
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あむ(プロフ) - さらさん» コメントありがとうございます！少しずつお話進んで来てるのでお楽しみ頂けたら幸いです☻ (1月9日 12時) (
レス) id: 3fabfc8fab (このIDを非表示/違反報告)
さら - 更新たのしみにしてます！ (1月5日 0時) (レス) @page25 id: f3e4c7f7c3 (このIDを非表示/違反報告)
あむ(プロフ) - あたりんさん» コメント気付かずお返事遅くなってしまいすみません！感想ありがとうございます☻不定期更新ですがお付き合い頂けましたら嬉しいです！ (11月5日 14時) (レス) id: 3fabfc8fab (このIDを非表示/違反報告)
あたりん(プロフ) - とても面白いです！更新たのしみにしてます！ (10月23日 11時) (レス) @page7 id: 8619ea3777 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あむ
| 作成日時：2023年9月28日 1時
