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駐車場でマネージャーさんのお迎えの車に乗り込んでドアを閉めたと思ったのに、閉まり切る前にまた開いて誰かが隣に乗って来た。
深「ごめん、俺も乗せて〜」
「ふっかさん？」
こっち方面ちゃうのに？と思っていると、マネージャーさんも不思議だったようで「こっちでいいんですか？」って聞いてる。
深「いーのいーの。今日Aちゃん家行くから」
「へ〜そんな約束してたんや〜って聞いてないけど！」
うっかりしてしまったノリツッコミを前に、マネージャーさんとふっかさんが2人して「おー」って、本場の〜！みたいなリアクションして来るから恥ずかしい。
深「いーじゃんたまには。
Aちゃん全然家入れてくんないんだからさ〜」
「明日2公演やし自分の家でゆっくりしたらいいのに…」
深「Aと居たほうが体休まるの」
「そりゃ、うちに来たらふっかさんゲームしてるだけでなんでも出てくるもん…」
ふっかさんには甘くなってしまうというか、初めて惚れた弱み(？)というか…とにかく、私は深澤辰哉という男にどうも弱い。
今日みたいに唐突に押しかけられても甲斐甲斐しくおもてなししてしまうし、
深「いいでしょ？ダメ？」
なんてお決まりのセリフを言われようもんなら、
「あかんって言われへんの知ってるやろ……」
簡単に折れてしまうのだ。
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「ご飯なんでもいいー？」
深「Aちゃんそんなレパートリーあるっけ？」
「あー！そんな言い方していいん？
私そろそろ宮舘お料理教室卒業出来そうやのに」
深「え、マジ？」
実は最近、お互い仕事が早く終わった日は必ずと言っていいほど宮舘家にお邪魔して一緒にご飯を食べている。
と言うのも、1人になると途端に自分のことが面倒になって痩せていたのが専属トレーナー照くんにバレたからなんやけど。
「作り置きのレシピ教えて貰ったから今冷蔵庫めっちゃ潤ってんねんで？」
深「へぇ〜…家事も出来るようになっちゃったらほんといつでもお嫁に行けちゃうね？」
いつの間にかキッチンでご飯の用意をしていた私の隣にふっかさんが来ていて、私の顔を見てふわふわ笑う。
「そんな予定は無いですけどね」
深「そ？俺はいつでも大歓迎だけど？」
「また変なこと言って…」
深「…本気だけど。」
ちゃんと俺の顔見て、って言われたかと思えば頬に手が添えられて顔が持ち上げられて。
真剣な目をしたふっかさんに見つめられると、何故か涙が出そうになった。
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あむ(プロフ) - さらさん» コメントありがとうございます！少しずつお話進んで来てるのでお楽しみ頂けたら幸いです☻ (1月9日 12時) (
レス) id: 3fabfc8fab (このIDを非表示/違反報告)
さら - 更新たのしみにしてます！ (1月5日 0時) (レス) @page25 id: f3e4c7f7c3 (このIDを非表示/違反報告)
あむ(プロフ) - あたりんさん» コメント気付かずお返事遅くなってしまいすみません！感想ありがとうございます☻不定期更新ですがお付き合い頂けましたら嬉しいです！ (11月5日 14時) (レス) id: 3fabfc8fab (このIDを非表示/違反報告)
あたりん(プロフ) - とても面白いです！更新たのしみにしてます！ (10月23日 11時) (レス) @page7 id: 8619ea3777 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あむ
| 作成日時：2023年9月28日 1時
