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関西Jr.全体でのレッスンの休憩時間に、人通りの少ない階段の端に座って膝に顔を埋める毎日。
涙こそ出やんかったけど心はもうポッキリ折れて泣いてた。
心無い言葉を投げかけられてまでこの世界におる意味がどうしても見出されへんねんもん。
丈くんとずっと一緒におれるわけでもないし…同じ部屋で姿を見れる日があるだけ、殆ど会われへんくなったあの頃に比べたらマシやけど…
ーーー…「みんなに夢と元気をくれるんやから」
丈くんがアイドルになったって知って、アイドルって凄いん？ってお母さんに聞いた時に言われた言葉を繰り返し思い出しては息を吐く。
「わたしにはむり…」
向「そんなことない」
「、！」
急に背後から声がして肩がビクッと震えた。
びっ…くりしたあ……心臓バクバクいうてる…
恐る恐る振り向くとそこにおったのは同期の…
「むかい、くん」
向「お！覚えてくれてんの〜？」
「同期なので…」
向「嬉しいなあ」
当たり前みたいに私の隣に腰をおろした男の子にびっくりして、でも絶対に合わへん目線とか、微かに震える手を見て強張った体の力が抜けた。
緊張してるんや…やのに話しかけてくれたんやって思ったらなんか嬉しくて。
こんな私のことも見つけてくれる人がおるんやって。
「向井くんはなんでここに？」
向「うーん…なんか元気無さそうやったから？」
「わたし影薄いからバレへんと思ってました」
ヘラヘラ自虐的に笑ってみるけど向井くんは笑わんかった。
向「…俺はいつも見てたよ」
「へっ…」
それどころか真剣な眼差しを私に向けて、すぐ逸らす。
…人見知りなんかな。
向「蓮野…Aちゃん、やんな？」
「…？はい」
向「初めて顔合わせた時から、俺…Aちゃんから目ぇ離されへんくて。」
…今こんなに目合わんのに？
なんて思ったけどそれを口に出すのはやめといた。
向「なんでいつも後ろのほうで隠れるみたいに踊るん…？」
「えっ…」
向「勿体無い…と、思ってて。」
ずっとそれ言いたくて…とこめかみをポリポリかいた向井くん。
誰も私のことなんか見てないと思ってたのに。
この人はさっきから私のそんな思い込みを簡単に打ち砕く。
向「さっき無理って言うてたの、って…この仕事のこと？」
相変わらず私の方を見やんまま、どこか悲しげに聞いてくる向井くんに小さく頷いた。
向「…Aちゃんは絶対アイドル向いてると思う。」
「え…？」
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あむ(プロフ) - 朝霧さん» コメントありがとうございます！ほっこりして貰えて良かったです☻！ (2023年2月18日 21時) (
レス) id: 3fabfc8fab (このIDを非表示/違反報告)
朝霧(プロフ) - 夢主ちゃんと末っ子ペアが可愛すぎて浄化されました( ᷇ᵕ ᷆ ) (2023年2月18日 15時) (レス) @page25 id: 1e8d183c5e (このIDを非表示/違反報告)
あむ(プロフ) - 小袖さん» わ〜！そう言って貰えて嬉しいです^ - ^ 溺愛モードでお願いしております♡ (2023年1月31日 2時) (レス) id: 3fabfc8fab (このIDを非表示/違反報告)
小袖(プロフ) - やーん夢主ちゃんかわいい♡すのまんたちにいっぱい愛されてください( ; ; )♡ (2023年1月30日 0時) (レス) @page4 id: 086580d8cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あむ
| 作成日時：2023年1月27日 18時
