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理系の阿部、文系の蓮野と烏滸がましくも言って貰えるくらいには勉強は苦手じゃなかった。
字を覚えたのも早くて、小さい頃からよく図書館に連れてって貰っては、日が暮れるまで飽きもせず絵本を読んだ幼少期。
小学生の頃から国語が好きで、百人一首の存在を知ったその日に百首全部暗記したくらいだ。
「ちはやふる集めてるよ〜！」
＊「Aちゃんもかるた好きで居てくれて嬉しいです…！」
撮影の合間に女子高生達のガールズトークにお邪魔させて貰う。
＊「あの…私好きな人が居るんですけど、」
＊「えー！Aちゃんに聞いて貰うの？」
「ひゃ〜聞いていいのー？」
阿「楽しそうだね、混ぜて貰ってるの？」
佐「おっちー！佐久間も混ぜて〜！」
膝を抱えて円になって座って喋っていた私達の元にひょこっと顔を出したあべさく。
せっかく水入らずで話してたのに…と思ったけど、女子達は2人の登場にちっちゃく歓喜の声を上げている。
「まあ、この人達は女子みたいなもんやし…いい？」
阿「それもそれでどうなんだろう…」
佐「聞きたい聞きたーい！」
コクコクと頷く女子高生達に甘えて部室の端っこでコソコソ話が始まった。
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阿「つまり、君と好きな人は同じクラスで席替えで毎回近くの席になるんだね？」
佐「最初は全然意識してなかったけど喋ってるうちに好きになっちゃったと！」
「くうぅ…青木と井田かよぉ……」
佐「にゃははっ」
＊「女子から告白してもおかしくないですかね…」
でも女の子は追われる恋がいいとも聞くし…そもそも自分に自信もないし…とどんどん消極的になっていく女の子。
「男子的にはどう？」
佐「んぇ？俺は嬉しいけどねぇ…好意向けられて嫌な気はしない！悪意向けられるよりよっぽどいいよね〜」
阿「俺もそうだね。でもその男子が君のことをどう思ってるかだよね」
「おんなじ気持ちとは限らんのが難しいよね。恋愛って。
好きにも色んな好きがあるし…私も今だによく分かってないよ。実は」
向こうも同じように想ってくれてるって確信が持てるなら全力で背中押してあげるんやけど、こんなに純粋な恋心を傷付けたくはなくて…慎重になる気持ちも痛いほど分かるよ。
「でもね。大したアドバイスも出来ひん私が唯一言ってあげられるのは、もっと自信持って大丈夫よ。
自分に自信無いって言うけど、充分可愛い！」
仮にもアイドルの私が言うんやから！と笑うと釣られるようにその子も笑う。
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あむ(プロフ) - 朝霧さん» コメントありがとうございます！ほっこりして貰えて良かったです☻！ (2023年2月18日 21時) (
レス) id: 3fabfc8fab (このIDを非表示/違反報告)
朝霧(プロフ) - 夢主ちゃんと末っ子ペアが可愛すぎて浄化されました( ᷇ᵕ ᷆ ) (2023年2月18日 15時) (レス) @page25 id: 1e8d183c5e (このIDを非表示/違反報告)
あむ(プロフ) - 小袖さん» わ〜！そう言って貰えて嬉しいです^ - ^ 溺愛モードでお願いしております♡ (2023年1月31日 2時) (レス) id: 3fabfc8fab (このIDを非表示/違反報告)
小袖(プロフ) - やーん夢主ちゃんかわいい♡すのまんたちにいっぱい愛されてください( ; ; )♡ (2023年1月30日 0時) (レス) @page4 id: 086580d8cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あむ
| 作成日時：2023年1月27日 18時
