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｢……あの｣
｢その、もし良かったら、なんですけど｣
通っている高校の話でも振ろうかと思ったところで出だしが被ってしまう。
ここは大人の余裕、ひとらんさんの話を聞いてあげることにする。
｢ひとらんさん、どうぞ｣
｢…………あの、ですね。…………て、手、を｣
目の前に差し出された手はとても大きく、皮膚は固くなっているように見えた。
やはり剣道か野球か、何かを握るようなスポーツをしていたのかもしれない。
ゾムさんの男性的ながらも柔らかい手とはまた違った感触がしそう。
｢……ああ、練習相手ですね。私でよけ｣
｢〜〜〜〜〜〜っ！｣
スカッ。
手を重ねて了承しようとした瞬間、ひとらんさんが消えた。
少しばかり見上げていたはずの視界から突如として消えて、手のひらも消えてしまったが為に空振りしたのだ。
｢……………………ひ、ひとらんさん？｣
｢す、すいません、ほんとに、ほんとに、…………無理…………｣
見上げていた視線を遥か下に下げる。
顔を手で覆ってしゃがみこみ、大きな身体をきゅっと小さく丸めたひとらんさんがいた。
なん…………何で謝られている……？
｢…………ひとら｣
｢ｷｬｰｯ！？｣
具合が悪いのかと手を差し伸べたら恐ろしい程の速さで後退りされた。
その甲高い悲鳴はどこから出たんだ一体。
差し出した手、後退りする大柄な男性と甲高い悲鳴、後方から何事かと言わんばかりの視線が背中に刺さりまくっている。
オスマンさんはまだしもロボロさんはこれがどういうことなのか見当くらいついているでしょう、早く助けてくれ。
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極p(プロフ) - 主様…めっちゃ好きです()こんな様な話を書きたい…書かせていただいてもよろしいでしょか？ (7月9日 19時) (
レス) @page35 id: f11d12415f (このIDを非表示/違反報告)
ピット☆(プロフ) - 更新お待ちしてます…！ (2022年4月8日 19時) (レス) @page35 id: 9c7661f737 (このIDを非表示/違反報告)
トキ(プロフ) - すこ、、、え、rnさんめっちゃ初心じゃん。解釈違いだったのに引きずりこまれる、、、knさんの変貌好きです。髭面サンダルで普段コンビニ行くくせにスイッチ入れば王たる風格とか、イケメン代表のギャップじゃん、、、 (2021年10月29日 23時) (レス) id: 44c169a7de (このIDを非表示/違反報告)
トロピカルじゅーす(プロフ) - おお…めちゃ面白いです！まぁ、コミュ障の私にとっては一生できないと思いますけど…。でも、本格的な社交ダンスやってみたいなぁ… (2021年10月1日 17時) (レス) @page8 id: f1623e6737 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：志摩 | 作成日時：2021年9月30日 21時
