2人目 ページ11
しょうがないから
ﾄﾞﾝﾍを家に招き入れると
母も父も
普通に「いらっしゃい〜」って何とも間伸びする言い方で
特に不思議に思ってない様子
『Aちゃん諦めな』
『ゆうたはわたしの気持ち分かってくれる!?』
『分かるけどね。ﾄﾞﾝﾍの飲み物準備してんじゃん』
『うげっ。』
『Aちゃんのそういう無意識なとこ、どうしてモテないのか不思議だよね』
『うっさいわ』
せっかく入れたお茶が勿体ないから、リビングで父と楽しそうに会話してるﾄﾞﾝﾍに渡した
明らかな作り笑いを浮かべるわたしに、にこーって唇を横に伸ばしてアホ面が全開すぎる
なんだろう
整ってる顔のはずなのに
ﾄﾞﾝﾍの顔って湿度が高めなのは何故……？
昨日は雨に降られたからかと思ってたけど、そうじゃないらしい
締まりがない顔のせいかなぁ
いっぱい笑って
子犬ともジャれて
楽しそうに夕飯までたいらげて、ﾄﾞﾝﾍはお迎えの電話をし始めた
またあの小生意気な色白猫背野郎か……
それともﾋｮｸﾁｪさん？
ピンポーン
聞こえたチャイムの音に
猛烈ダッシュをしたﾄﾞﾝﾍを慌てて追いかける
「ちょ、人の家の玄関を勝手に開けないっっ!!!」
「シウォナ〜♪」
「おっ、とぉ。ﾄﾞﾝﾍ、元気なのはいいが……お嬢さんを困らせちゃダメだよ」
「Aのこと？」
「ん。それに、そこの小さなレディーもだ」
勢いよく開いたドア
現れたのはこれまた初めて見る人で
なんか、、、濃ゆいな
見た目も中身も……濃ゆい
そして身長もデカい
この人のキャラはいつの時代の貴族なの？
「こんばんは。チェ・シウォンと申します。ﾄﾞﾝﾍがお世話になりました」
「俺、いい子にしてたよ？」
「はは、そうか！ハグしてやろう」
「嫌だ！シウォナの髭が痛いからヤダ！」
どこの休日のパパと息子だよ
ぽかんとする私の目の前に差し出された大きめな四角い箱。
「これ、お礼です。皆さんで召し上がって下さい」
「えっ!?」
「小さなレディーにはこれを…」
「あ、犬用クッキー？レディーってこの子のこと??」
足元で尻尾をふりふり
頭を撫でられて、嬉しそうにしてる子犬
判断基準が怪しいかもだけど
この子が怯えてないってことは、きっといい人なんだろう
それに、この箱
有名なお菓子ブランド!?
間違いない。
シウォンさんは……いい人だ！
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マリー(プロフ) - みゆさん» 初めまして。コメントありがとうございます。更新は気まぐれになりそうですが、頑張りますσ(^_^;) (2016年4月23日 2時) (
レス) id: 5924c34302 (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - 初めまして。とても面白くて引き込こまれました！！お忙しいとは思いますが、クランベリーの方も更新待ってます(*^^*) (2016年3月23日 0時) (レス) id: 9e21b7ba63 (このIDを非表示/違反報告)
マリー(プロフ) - 大智さん» 初めまして。コメントありがとうございます(^^)不定期すぎる更新のこのお話をみつけていただいて嬉しいです。頑張って完結させますね〜(^ ^) (2016年3月20日 11時) (レス) id: 5924c34302 (このIDを非表示/違反報告)
マリー(プロフ) - う〜こさん» コメントありがとうございますm(_ _)m不定期すぎるので、いつになるか分かりませんが。頑張って完結を目指します(^^;; (2016年3月20日 11時) (レス) id: 5924c34302 (このIDを非表示/違反報告)
マリー(プロフ) - のの☆さん» こちらこそ。お久しぶりの更新になってしまい申し訳です(´∀｀；)楽しみながら気ままにお話を考えてるので、いつの間にかこんな方向にいっちゃってました（笑） (2016年3月20日 11時) (レス) id: 5924c34302 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マリー
| 作成日時：2014年7月31日 0時
