三十四歩… ページ42
まふまふ side
また、ボクは守れなかった。
大切にしたい人が目の前で傷ついているのに、何もできなかった。
あの日、Aが倒れてからもうすでに四日が経とうとしている。
Aが倒れ、意識を失ったのですぐに救急車を呼んだ。
Aのお姉さんには取りあえず帰ってもらった。
そして、医者に告げられた言葉。
〚Aさんは、重度の“てんかん”と、“PTSD”を患う、所謂、精神疾患です。
過去に受けた災害や暴力などが原因ですね。
いつ目覚めるかは、私には判断が出来ません、残念ながら。
また、目覚めた後にどんな症状がでるかも、わからないです。〛
Aは、無事ではないということ。
そして、(お名前)の入院生活が始まった。
…もう、ボクはAの笑顔を見れないの？また守れなかったの？
今度は、今度こそは救おうとしたボクの努力は、こんなにも儚く終わったの？
悲しみというより、絶望や孤独、虚しさが溢れる。
まふ「Aっ…ごめん。ボクじゃ、ダメなんだね…」
Aの手を握りながら、ボクは呟く。
涙で顔はボロボロだし、声だってかすかすだ。
そら「まふ、お前ちゃんと寝てないだろ？ここ最近。
ずっとAの事見てて、自分を見れてねぇぞ。ちゃんと寝ろ。あとメシも食え。」
時にそらるさんに叱られたり、
るす「まふ、まふだけが悪いんとちゃうよ？俺らも守れへんかったし。」
luzくんに慰められたり。
それでもやっぱり、ボクはAばっかりで。
まふ「Aっ…」
Aが倒れて五日目の夕方。
みんなは面会時間が終わるから帰らなきゃいけない時間。
そら「まふ、今日も泊まってくのか？」
まふ「はい。Aが目を覚ますまで帰りません。」
るす「…今日は俺も、泊ってもええかな、まふ。」
まふ「うん。じゃあみんな、また明日。」
うら「…早く目を覚ませよ、A。」
さか「また、明日ね…。」
Aが目を覚ます気配はない。
まるで魔法にかけられたように、ずっと眠っている。
午前０時になりかけた時。
まふ「A、早く…起きてよ。」
るす「まふ、泣いたらあかんよっ…？うっ…。」
まふ「luzくんも泣いてんじゃんっ(笑)」
『うっ…』
るすまふ「「Aっ！？」」
『んっ…あ、れ…？ま、ふ、くん…？』
まふ「!!そ、そうだよっ！！まふまふだよ！！」
るす「せ、先生呼ばなっ！！」
『まふくん、ボロボロ…じゃん。ど、したの？』
るす「A、俺もおるよ？？」
『…えっと、
誰、ですか…？』
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むめー(サブ垢) - みうと君さん» ありがとうございます！ 最近とても放置してました… 反映されてますかね？笑 これからもよろしくお願いしますっ！ (2017年11月18日 11時) (
レス) id: e4ee9b1cec (このIDを非表示/違反報告)
みうと君(プロフ) - コメ失礼します、楽しく読ませて頂いてます！…失礼ながら,名前設定が反映されていません…もしお忙しくなくて,お時間があれば直して頂けると助かります…！これからも頑張ってください！ (2017年11月4日 15時) (レス) id: e9b790e98f (このIDを非表示/違反報告)
Lily(プロフ) - ありがとうございます！私はこのコメントと同じLilyなので、フォローしたらよろしくお願いします！！ (2017年10月2日 18時) (レス) id: 9ad134d083 (このIDを非表示/違反報告)
みんなの忘れ物(プロフ) - Lilyさん» @lie_mumeです！！ (2017年10月2日 16時) (レス) id: 314127b592 (このIDを非表示/違反報告)
Lily(プロフ) - まじですか！？！？アカウント教えて欲しいです！ (2017年10月1日 15時) (レス) id: 9ad134d083 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むめー(みんなの忘れ物) | 作者ホームページ：http://commu.nosv.org/bbs/0je7422438d394p
作成日時：2017年6月10日 21時
