三十歩... ページ38
インターホンの声で分かった。
お姉ちゃんが来たんだ、って。
るす「A、大丈夫?どうしたん?
俺で良かったら、相談のったろか?」
『え、あぁ、うん。大丈夫だよ。
ちょっと、気分悪かっただけだよ。』
るす「なんで我慢するん?
もっと頼ってもええんよ、?」
『え、あ、うん。ありがとう…。』
いつもは天然バカで年下の私に手を焼かれてるくせに。
こういう時は、すっごく頼りになるんだ。
つき「Aっ!?なんでここに碧が来てんの…!?」
『天月くん…。
やっぱりお姉ちゃんだったんですね。』
つき「A?ど、どうしたの、大丈夫…?」
るす「A、もしかして、それで調子おかしくなってるん?」
『え、あぁ、まぁね。
お姉ちゃんと、いろいろあって。会いたくないの。』
私が家を出てくる原因となる出来事。
それに一番関わってるのが、お姉ちゃん。
つき「…僕の話、聞いてもらってもいいかな。」
『は、はいっ!いくらでも。』
るす「俺も聞いてええの?それ。」
つき「うん。
僕は昔、高校時代に碧と付き合ってたんだ。
始めは、特になんともなく、普通のカレカノだったと思う。
ただ、いつからかわからないけれど、
碧が段々変わっていったんだ。
碧は、なぜか毎日、僕を求めるようになっていった。
始めはただただ甘えてくるだけだった。
でも段々、キスやそれ以上のことも。
最初のころは受け入れてたんだけど、
だんだん碧が怖くなってきたんだ。
本当に愛してくれているのか、分からなくなった。
だから、別れを切り出した。
そうしたら、碧は本当に変わってしまったんだ。
ヤンデレ…というのかな。
ただただ怖くなって、僕は逃げたんだ。」
『天月くん…。
ごめんなさい、私のお姉ちゃんが…。』
るす「天月くん、よう耐えてきたね、大丈夫やで。
ここには俺も、そらるさんもおるんやから、我慢せんでええんよ。」
つき「…ありがとう。ごめんっ…!…っっ!!」
『私、あの人に会ってきます。
…luz、先輩。ごめんなさい。』
お姉ちゃん、私がいつまでも
“大人しく従うお人形”
でいると思わないでくださいね。
るす「A…?」
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久々に二日連続で更新出来ました。
皆様、いつもありがとうございます。
(luzくんのヒトカラがYouTubeにあげられてて
それを見ながら書いてるから書くのが遅いなんて言えない)←←←←←←
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むめー(サブ垢) - みうと君さん» ありがとうございます! 最近とても放置してました… 反映されてますかね?笑 これからもよろしくお願いしますっ! (2017年11月18日 11時) (レス) id: e4ee9b1cec (このIDを非表示/違反報告)
みうと君(プロフ) - コメ失礼します、楽しく読ませて頂いてます!…失礼ながら,名前設定が反映されていません…もしお忙しくなくて,お時間があれば直して頂けると助かります…!これからも頑張ってください! (2017年11月4日 15時) (レス) id: e9b790e98f (このIDを非表示/違反報告)
Lily(プロフ) - ありがとうございます!私はこのコメントと同じLilyなので、フォローしたらよろしくお願いします!! (2017年10月2日 18時) (レス) id: 9ad134d083 (このIDを非表示/違反報告)
みんなの忘れ物(プロフ) - Lilyさん» @lie_mumeです!! (2017年10月2日 16時) (レス) id: 314127b592 (このIDを非表示/違反報告)
Lily(プロフ) - まじですか!?!?アカウント教えて欲しいです! (2017年10月1日 15時) (レス) id: 9ad134d083 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:むめー(みんなの忘れ物) | 作者ホームページ:http://commu.nosv.org/bbs/0je7422438d394p
作成日時:2017年6月10日 21時