【歌い手】 優しさを知らない少女の歩む道には。

十四歩... ページ19

静まり返る部屋で、ふとスマホに目を向けた。
通知が来ていたので、メッセージアプリを開く。




例のあの人だ。


名前は船本来揮。
なぜか私の過去を知っているようで。
どこか関西弁交じりだが、基本的に標準語。
年齢は年上らしいが、これぐらいの情報しか知らない。
詳しいことは何一つ、教えてくれないのだ。



来揮Aちゃん、この写真に見覚えない?




画像が一枚転送されていた。





どこかの公園...？
見たことあるような、ないような。
小さな公園で、ブランコと
小さな滑り台と鉄棒しかない。



貴『この木、春になると桜が咲いてたっけ。』


初めて見たような公園なのに、
ふと口に出る。

〖ここ、よく＿＿＿と一緒に来たんだよ。
よく中学校からの帰りにブランコ乗って、
しゃべってたなぁ〜。〗


アタシは時々、頭の中で私に話しかける。
昔のことを教えてくれるのだ。
だがいつも、肝心なところが聞こえない。
一緒にいた人って...？
どうして私は今その人といないの？



問いかけにはいつも答えてくれない。
なぜか、知らなくてもいいような事だけ、
何度も言ってくる。









〖少し、昔話をしてあげようか・・・？(笑)〗



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更新遅れたくせに短くてごめんなさい！
今日の夜か明日の朝また更新します！


お気に入り登録感謝です。
作者の支えになってます！
「こんな私でも、ネットだと
必要としてくれてる人がいるんだ」って(苦笑)


いよいよ夢主の過去が少し明かされます！





少し解説。。。
場所は言いませんが、ある所から(お名前)ちゃん寝てます。
アタシが現れるのは、正確には夢の中だけなんです。

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