祟る犬共 (ページ44)

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鉄パイプやらネジ剥き出しの無機質かつごちゃごちゃした世界の中に、よく人物を放り込んでいる。一応人物画専門。
風景も模写の才能を生かして出来ぬことは無いが、上記の様な世界の方が好きらしい。細々した物なら大体此奴の作品。

よく自分の顔に目を幾つか描いて多眼にしたり、骨が剥き出しになる様なペイントを施したりして遊んでいる。ハロウィンに最適過ぎる才能。
流石絵師という事もあり、なかなかのリアルさを誇る。ぎょろりと目を剥く瞳が、今にも瞬きしそうなくらいには現実味を帯びている。

高校卒業後、専門学校を経て芸術大学へ進学。
人体やら眼等の構成やらを学び、そこからほぼ独学で自分の世界観を創造していく。
今でも学びは終了しておらず、自室には解剖書やら図鑑やらといった資料が山積みになり、多くのタワーを築いている。
少しでも動かすと倒れるので、基本入れることは無い。よく資料本の雪崩に巻き込まれる。凄い音がしたのなら、まず此奴の部屋へ向かう事を推奨。

家族構成は両親、姉、弟の五人家族。
姉の結婚式の際にウェルカムボードの依頼を受けたのが最初の仕事。
それ以来、有難いことに絵のお仕事を貰うようになる。よっぽどのことがなければ基本引き受けている。

【関係】常時募集中

【サンプルボイス】「えぇっと…初めまして。小鞠永人と申します。ひっそりと絵画を描いている者でして…あ、全然！画家なんて大したものじゃないんです！！
ほぼ趣味ですし…ただ、お仕事が頂けるくらいには…えぇ。有難いことに。」

「そこに置いといて貰って良いですよ。このくらいならお引き受けします。良いんですよ。俺が好きでやってることですし…
それより大丈夫ですか？いえ、少々顔色が悪い様に見えまして…お体ご自愛下さいね。」

「良いんです。俺が全部やりますから。見返りなんて求めちゃいませんよ！本当に俺がやりたいだけなんです！！丁度籠ってばっかでしたし、気分転換だと思わせて下さい。」

「やって欲しいと頼まれたからやってるだけです。損得勘定で動く程利己的にはなれませんから…。まぁ、利害の一致は大切だと思いますけどね？それの善悪なんて…ましてや人様に言える様な寛大な人柄じゃないのなんて分かってますし。」

「駄目ですよ！普通の紙に油絵具で描いちゃ！！油絵具は乾性油が酸化し硬化することにより定着するんです。何もせずにそのまま描いたりしちゃボロボロになっちゃいますよ！？」

【作者】ろるさん。