61 . Come Back Again ページ12
．
キッチンに用意してあった料理を温め直して、
テーブルに並べる
ご飯できたよと言えば、
はーいと返事をして
テーブルにお行儀よく着席した
．
さっきまでの紫耀くんが嘘のように
ご飯をモリモリと食べる
いつもの朗らかな紫耀くんに戻っていた
．
「具合、良くなって良かった。」
「Aちゃんが看病してくれたおかげだよ」
「Aちゃんがいなかったら、俺死んでたかも」
．
「ありがとう」
．
目を見てとびっきりの笑顔を見せる彼に
胸が高鳴った
．
「今日休んだ分、明日からまた頑張る！」
「あんまり無理しないでね。」
「疲れたら休んでいいんだからね。」
．
今朝の辛そうな紫耀くんの顔が今でも頭に浮かぶ
．
「…Aちゃんが辛そうな顔してる…」
「…心配させて、ごめんね」
．
涙目になっていたのか、
紫耀くんが親指で私の目尻を拭った
その瞬間に糸が切れたように
ポロポロと涙が溢れた
紫耀くんは慌てて何度も謝りながら、
私の涙を必死で止めようとしてくれた
．
「…違うの…紫耀くんは悪くないの…」
．
「…いなく…ならないでね」
．
紫耀くんの服を掴んでそう言った
．
何故か紫耀くんがいなくなるような気がした
．
「…ここにいるよ」
「ここにいるから」
．
「泣かないで」
．
紫耀くんはそう言って
私を強く抱き締めた
．
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桃太郎(プロフ) - シーさん» コメントありがとうございます。名前を記すとリアリティがなくなるかなと思い、わざと書いていなかったのですが、ご意見頂けて良かったです！これからもよろしくお願い致します。 (2019年7月9日 16時) (
レス) id: 8cbb0b5e81 (このIDを非表示/違反報告)
シー(プロフ) - 「」が一緒なのでどっちが話しているのかが分かりにくいのが残念なところですが面白いです！更新待ってます！ (2019年7月7日 19時) (レス) id: dfd347ea96 (このIDを非表示/違反報告)
桃太郎(プロフ) - Sさん» コメントありがとうございます。なるべく毎日更新を目標として頑張りますので、これからも宜しくお願い致します。 (2019年6月30日 20時) (レス) id: f883a406d9 (このIDを非表示/違反報告)
桃太郎(プロフ) - シーナさん» お返事遅くなり、すみません。長い間お待たせしてしまい、申し訳ないです。これからも見守って下さると、嬉しいです。 (2019年6月30日 20時) (レス) id: f883a406d9 (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - 更新嬉しいです！お忙しいとは思いますが頑張ってください(*^_^*) (2019年6月30日 9時) (レス) id: a50c63b20c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桃太郎 | 作成日時：2019年2月5日 1時
