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「乾いた。どう？俺上手でしょ？」
末っ子ムーブだ。長女の私には一生できない。
『プロだな〜って思いました。』
「ジョンハンの髪乾かしてたから上手なの。」
おいそれ言いたいだけじゃねえか。
「…おれどこでねればいい？」
これも末っ子ならではだな。どうすればいい？と聞きながらしたいことは決まっている時の口調だ。全部お見通しなんだからな！
『ソファで。』
「…Aは？」
『あっちのベッドで。』
「……おれは？」
『…………ベッドで。』
「行こ(笑)」
きっと先にベッドを猫ちゃんが温めているはずだ。
行けばまた威嚇されるに違いないだろうけど、まあ知らないふりしとこ。これは長女ムーブだ。
『猫ちゃんのお水補充するので先に行っててください。』
「おっけ〜。」
末っ子のプロ.おしまい
「……猫ちゃんいるから行けない。」
水を補充して寝室に向かうと、
きっとドアを開けただけで威嚇されたのだろう、
ドアの前に猫ちゃんより小さく丸まってる推しがいた。
続く
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作者名：み | 作成日時：2023年12月5日 21時
