結局僕らの関係値は (ページ3)

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末っ子のプロページ3

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お風呂から上がって、言われた通りドライヤーを手にリビングに戻る。

「…猫ちゃんに引っ掻かれた。」

大変だ。私の推しが私の推しにやられてる。

傷にはならなそうだからよかったけど。

『猫ちゃん、ごめんなさいして。』

と猫ちゃんを抱えながら、尻尾で彼の頭を撫でてみた。

「許す。うちのクマなんて悪いことしてもそっぽ向くよ。」

『まあ動物は最初みんなそんなもんですよ。』

「Aもそうだよ。」

『え"』

「ウォヌとヨントンしてるの聞いた時、たまたまだって言ってそっぽ向いた。」

『…』

「ほらまたそうやる！！」

心外だな。チェトピする度に外に出してやろうか。

「てか早くここ来てよ。」

と、ソファに座りばんばんと自分の足の間を叩く。

猫ちゃんびっくりして逃げちゃった。

仲良くなるのは当分かかるな。

「熱くないですか〜？」

『熱いです〜。』

嘘ついてみたらドライヤー止められてしまった。

「え、ほんと？」

『嘘です。』

「ねえ。」

『えへへ。』

ジョンハンみたいなんだけどと悪態をつきながらも長い髪を丁寧に乾かしてくれる。

さすが、いつもプロにやってもらってるプロだ。