6.押し寄せる緊張感 ページ8
作者の都合上少々問題の方少なくなってしまうことや、実際の番組構造と異なる場合がございます。
また一切実在する団体とは関係ございません。リアリティ、再現度の低いことご了承ください。
ーーーー
「改めて今回ゲストとして来てくださいました。
ワタルこと、渡邊 Aさんです！
よろしくお願いします〜。
なんと番組出演、快く受け入れてくださった上に、初の本名公開という！」
「どーも、カッコいい女性を名乗ります。ご紹介に預かりました、東京大学教育学部卒業のワタルこと、渡邊 Aです〜」
「まてまてまて！色々言った！」
「マネージャーも居ないフリーのタレントの自己責任ですから幾らでも言えます。限度はありますけど。」
「ここで良かったの？」
「まあ、テレビ初出演という一種の記念と…」
〜〜
「さあ一問目！」
[【問題】ブロッコリーとカリフラワーの亜種とされ、ドリ/]
「ロマネスコ」
正解音が鳴る。
「めっちゃ早いですね！」
「あのー私祖父が昔、種を間違えて買って植えたんです。」
「あぁ！育てたの!?」
「はいw、んで破棄しようとしてたのは記憶によく残ってます。食べましたよ、美味しいんでマジで食べてみてください」
「んで私はそのロマネスコを伊澤ちゃんから頂きました」
「多いんですよアレ」
[【問題】フェルマーが「フェルマーの最終定理」を/]
「算術」
「どうやって判断したの？」
「フェルマー言って、でも最終定理を聞くことってないと思うんです。案の定、最終定理って言いましたし。
助詞の『を』って、まず後の何かに記したとかじゃないとな、と思ったんです。ただ、著者を訊くのか分からないので賭けですね。多分このタイミングを逃したらきっと他の人が押してたと思います。」
………
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 29人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：光希 | 作成日時：2022年9月7日 20時
