【Q.K】とあるコンビは超！気に入らないようで (ページ18)

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14.懐かしき感覚ページ18

「最近、大丈夫ですか？」
久々にオフィスに再来し、本題の撮影も終わったところでスタジオから出ると話しかけてくれたふくらP。

「大丈夫、って何か違和感あります？」
撮影外になってオフになると2トーン下がる。

「いや、疲れ目でふらふらしてたので。」

「そっか…、それじゃあ今日は早いとこ寝ます。」
福良さんの言葉もあまり入らずなんとなく返す。

「うおっと、と…」
ふらついた拍子に転けそうになったのを、即座に支えてくれた。

「送りましょうか？」
覗き込んだ状態になり、なんだか少し恥ずかしいと感じる。

またやっちゃった、とふと思った。

「いえ、迷惑かけられないし、私は大丈夫なので仕事しててください。」
これ以上心配させて仕事を滞らせたらまずい。
ただでさえ、繁忙期なのだ。
「…。本当に、迷惑かもしれないけど。正直不安です。中には入らないから、せめて周辺まで送らせてくれませんか。」
「…それだけ言われてしまうと私も断れないですね。じゃあ、有り難く頼らせていただきます。ご厚意感謝です。」
「大丈夫、これくらい大したことないよ」

……この人達の優しさにはやっぱり勝てない。

こんなことが、前にもあったような気がする。
思い出を少しずつ掘り返した。