【Q.K】とあるコンビは気に入らないようで (ページ4)

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友達の名前をページ4

結局、待ち合わせた。
「久しぶり」
そろそろ…と思うと、昔と大して変わらない友人が来た。あれ名前なんだっけ…。
「あ、よぉ久しぶり!」
えぇっと…
「…須貝だ。」
そうそう。須貝駿貴。

「え？なに急にそんなこと言って。てか、Aめっちゃ変わったよな。」

「久しぶりすぎて忘れてた。そう？変わった？」

「小学生からだったなぁ…何時ぶりよ」

「…私中学終盤あたりから勉強ばっかだからね。それぐらいじゃない？」
と何気なく言った。

「そっかあ…もうそんなに経つのか。」
顎に手を添え懐かしむ須貝の姿を隣で見て、久しぶりの再会を噛み締めていたが。
流石に立ち話もなんだから
「あ、カフェでも行く？」
となんとなく速攻で決め、決めてたし。と言うような素振りで付近の洒落たカフェをスマホで急いで調べた。
「此処にしよ」
と言い私はスマホを須貝に向け、指を指す。
「そうだな」
と須貝が言うとなんとなく2人で歩き始めた。
「最近何やってるの？」
と須貝が問う。…絶対知っていて聞いているだろうに。
そう思いながらも一応ちゃんと答えた。
「声優」
その二文字を聞いて何かを察したかのように話題を切り替える。
何よりこの須貝って人、頭だけじゃなくて話し方も上手い。うんうん、となんとなく頷いていると
「なんか雑誌のインタビュー受けてたでしょ。」と言われた。