【Q.K】とあるコンビは気に入らないようで (ページ23)

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それが当たり前でしょ。だからさ。ページ23

Aちゃんは、無理してでも頑張る、頑固な性格。全ての責任を自分で負って、心のどこかで助けて欲しいと願って。
そんな彼女がなんとなく俺に似ていると思ったり。
きっと彼女のことだ、違うと即答間違い無しだろう。でも傍にいる仲間として見捨てる訳にはいかないじゃないか。

1人で重荷を背負わないでくれよ!な!

彼女は熱を出してベッドで寝込んでいる。
彼女のマネージャーさんから聞くと、「昔から病弱だったらしい。肝心な時に熱を出したり、運動音痴でさらにはまともに学校生活を満喫できないような状況だったみたいでね。」そう言っていた。
満喫できない、は、父と勉強。それだけは分かっていたが、やはりプレッシャーが短期にかかりすぎていたせいか。そう思った。
「…ん」と彼女が起きた。
「…大丈夫？」とそばに駆け寄ろうとするのだが

「拓司くんか。あ～大丈夫大丈夫。」と手で僕を遮った。
彼女は立つがフラッとして、ベッドに戻る。

「…。」としょんぼりして無言で座り込む。

「無理しないでね。」とりあえずそれだけ言って帰ろう。休養を取る。

「…うん。」
お大事にと帰ろうとしたが彼女は袖を握り、待って帰らないでというような表情を見せた。

「私、やっぱり…アニメとボカロが好きだな。
小学3年で沢山の経済学を教えられた身とは対に、趣味を極めることが好きだったの。経済学あんまり好きじゃなかったけど、将来の為…だったし。」

「勉強が楽しい。って、小学校からずっと好きだったけど、これをしろっていう強制は嫌いだった。私は自分から進んで塾に行った。自由にここやるって言うのが決められて、いい教材がもらえるから。
地理歴史の点数は良くなかったけど、好きだったよ。」

「すげ～」と笑う。でもそれは自分も塾行ってた当時めちゃくちゃ苦手な教科はあったし。