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5th key ページ35
5th key
彼女はいつも1番のはずだった。
でもいつしか楽譜と指示通りにしか弾かない、無機質でいわば、死んだ音色を響かせた。
それはもはやマリオネットのようだった。
巧さでも彼女の好きなことでも"2"番目とされたクラシック。
それでも親は当然のように辞めることを許さなかった。
だから生で弾いて曲を作っていた。
楽器に触れば然程、問題はなかった。
彼女にとって1番は、無機質なボーカロイドに切り替わっていた。
いずれ誰にも認識されなくなるくらいなら、尖ってみたかったんだ。
好きなことをしてみたかった。
延々と人の心とサイトに残り続ける曲を作り続ける。
それが彼女の生き甲斐だった。
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作者名:光希 | 作成日時:2021年4月14日 16時