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部屋は孤独にネットは広く ページ18

「んー、疲れた。だから休む」
私以外誰もいない家、誰もいない部屋で言う。
昨日みっともない姿を見せた故に、理由は単純に疲れたからだけではなく行きにくいところもあった。

いつも通りの立ち回りでPCを開く。流石に誰もログインしていなかった。

寂しさを埋めるように、別で活動しているライブ配信を始める。
「どうもこんちはー、トオルでっす」
テンションは普段と一変し、一人のライバーとして活動する。
それが私の毎日の日課でもあった。

「トオルさんはねー、クラシックの凄い人だったの、昔」

[トオルさんヴァイオリンと友達だもんね]
「うーん大親友?」
「色々あって今は弾きたくなくて、弾き語りとかしてるけどさ、時折思い出すんだ。」

[何が?]

「楽しかったことと辛かったこと。」
「歓声は凄かったよ。反面憎まれて、静寂が訪れることもある。

コンサートとかって、静寂を塗り返すように音が響くから、寂しくないのよ。でもあのヴァイオリンの繊細な音が今じゃトオルさんすっごく胸が苦しいからね」
[重い話やめて]
「過去の話しろとか言ったのお前らだろ!?おう、話振った奴出てこいや!」

[あ、大丈夫そう]
[草]
[情緒不安定?]

「あっはは、全然大丈夫。なーんて言ってるうちに5killしたで」

[流れるようにやったな〜]
[キルログ、とーるさんが支配すんじゃね?]
[やべえとーるさんが伝説の殺し屋になっちまう]

「うぃーす、伝説の殺し屋でっす。ってヤバくね?通りすがりに人殺すんだぞ?」

[FPSってなんだっけ]
[キャーこの人殺し!(棒)]
[それでいいと思う]
―――
もうちょっと待っててください!(超絶準備中)
データ飛んだカウンター:4回
いずれもおよそ半日分
飛んでなければ完結してる
そういや今回ほぼ過去を書いていないじゃないか。おい手抜きだな

過信と集団の心強さ→←繕うことなく伝えられる嬉しさ



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作者名:光希 | 作成日時:2021年4月14日 16時

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