登庁 ページ23
別々の車ではあったが降谷が先導し、後ろからAがついて行く形で登庁した
エレベーターに乗り込み目的の階に着くまで降谷はずっと話を絶やすことはなかった
「おはようございます」
Aが先に入り先輩方に挨拶を交わす
降谷の存在にまだ誰も気付かない
「早見、結構溜まってるぞ」
風見に言われ自身のデスクを見ると山のような書類が重なっていた
「うわぁ…あ、風見さん、挨拶いいんですか？」
「挨拶？誰にだ…？」
「いや、誰にって…「おはよう、風見」降谷さんですけど」
いきなりの登場に部内にいる者が全て驚き、立ち上がった
「ふふふふふ降谷さん！！」
「ふが多いですよ、風見さん」
「お、おは、おはようございます！！」
「今日は気分でこっちに顔出しに来たそうですよ」
本当は気分で来た訳では無いと知っていてわざと言うAをよそに
「Aの家に泊まったんでな、様子見だ」
ストレートに話す降谷を睨むA
降谷の発言により��2人はできている�瓩伐真佑凌祐屬�勘違いしただろうか
「降谷さん、わざとですか」
「なんの事だろうな」
ジト目で降谷を見ているとAの潜入用の携帯にメールが入る
「降谷さん、ベルモットから仕事依頼入りました」
「ーー！！」
「相田道隆という男と、その男の会社を調べて欲しいそうです」
それを聞き、風見はすぐ様調べにかかる
「新しいターゲットか…」
降谷の中で人物によっては保護する事も考えているのだろう表情が一気に険しくなる
「バーボンには探り入れろとか入ってないんですか？」
「全くだ、今回の件で見極めるつもりなんだろ」
「ふーーん、まどろっこしいなぁ…」
「上手くやれよ」
「当然、誰に言ってるんですか」
そう言い放ち自らもパソコンと睨み合った
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作者名：のあ | 作成日時：2018年9月8日 1時
