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お買い物 ページ18
「降谷さん、何が食べたいですか？」
「和食だな」
「毎回和食しか作ってない気が…」
「日本人はやっぱり和食だろ」
「はいはい」と手馴れたようにスーパーの駐車場へ車を停める
「行きましょうか、安室さん」
「えぇ」
車を降りれば安室と呼ぶのがお決まり
「(この人を外で名前で呼ぶ日が来ることを願うしかないか…)」
「Aさん？」
「あ、すいません、行きましょう」
店内に入りさりげなくカゴを持ってくれる安室に心の中で「イケメン」と呟く
「肉じゃが…なんでどうですか？」
「お、それは楽しみだ」
店内に並べられた野菜を眺め品定めをしていく
「肉じゃが、お味噌汁、ほうれん草のおひたし…」
「よかったら、晩酌しませんか？」
「私は大丈夫ですけど…安室さんは明日お仕事は？」
「ポアロは午後からなんです」
「じゃあ、しましょうか」
ある程度の材料を揃え、お酒コーナーへ行く
「安室さん、お酒強そうですよね」
「えぇ、まぁ…Aさんは？」
「人並みですよ」
「それは楽しみだ」
ビール2本に、焼酎、ウイスキーなどをカゴに入れ会計を済ませる
会計時どちらが払うかなんて口論があったのは言うまでもない
「お客様なのに。」
車内に戻っても言い続けるAに降谷は呆れた様子だ
「作ってもらうんだ、この位はさせてくれ」
「……分かりましたよ」
Aはエンジンをかけ自宅へ走り出した
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作者名：のあ | 作成日時：2018年9月8日 1時
