接触 ページ16
ついにこの日が来た
ベルモットとの接触を図るのだ
もちろん簡単な話ではない
しかし、やり遂げなければことは進まないのだ
降谷は今バーボンとしてベルモットをあるホテルまで送っていた
「迎えはいいわ、それじゃ」
「はい」
静かに降りるベルモットを確認し、彼女が座っていたシート周辺に探知機をあて盗聴器の類を探る
何も無いことを確認した降谷はAに「あとは頼んだ」とだけメールを送りその場を後にした
ホテル内のパーティに潜り込みターゲットとの接触を試みようとしているベルモットに気配を消して静かに近づく
勿論ベルモットもAもお互い変装をしているがAはベルモットの変装を安易に見破ることが出来た
「ねぇ、お姉さん…貴女…安藤康政(ｱﾝﾄﾞｳﾔｽﾏｻ)って男、狙ってるの？」
周りに聞こえないように耳元へ話しかけるとベルモットは驚いたように変装をしたAと距離をとる
「ーーｯ？！(この子…気配を感じなかったｯ)」
「ま、殺されて当然だよね…でもお姉さんの手を煩わせて罪な男だね」
「貴女…何者…？」
ベルモットからはプレッシャーと殺気が見て伺える
「表世界に飽きた情報屋って所ですかね…」
「情報屋…」
「あー、宜しければ情報お渡ししましょうか？」
「お姉さん綺麗だからタダでいいよ」と公安が調べた情報よりも少し情報を上乗せして提示してみせた
「(バーボンの情報よりも細く多い…)
…あの男に子供…ね…」
「そうそう、凄い可愛い子でしたよ芸能プロダクションに入ろうとしてるとか」
「なるほど、ね
貴女面白い…気に入ったわ」
「�猜兪�でも�瓩海鵑輔採錣覆�姉さんに気に入って貰えるなんて嬉しいな」
「ー！益々気に入ったわ、貴女目も効くのね」
「まぁ、情報屋なんて仕事してるとどうしても見えてきちゃうんですよ…
あ、これ私の連絡先です、お仕事いつでもお待ちしてます」
「えぇ、近いうちに頼むと思うわ」
連絡先のメモを受けとったベルモットはその言葉をあとにターゲットへと近づいていった
それを確認するとAはホテルを後にし、降谷に連絡を入れた
「任務完了…っと、よし」
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作者名：のあ | 作成日時：2018年9月8日 1時
