【神楽坂総次郎】Cチーム�� ページ25
レイシフトを続々と終わらせてくる他のマスター達。
モニターで見させてもらったけど、ほんとに凄かった。これが、魔術師であり、マスターであるんだなと勉強もたくさんさせてもらった。
ノートにまとめたけども、後で動画もらって資料にしようと、考えていた。
「特に、ノアくんのモノクルすごいなー。オレ、ちゃんとできるかなー？」
「あら、心配ですか？安心してください、母がおりますゆえ。」
「そうだねっ！みっちゃん、レオンさんとかに色々頼んでくる。後、美人…じゃなくて孔明さんにも。」
うふふ、と微笑む頼光をそばに、レオンさんのいる所長室へと向かおうとすると、偶然、合流した。
「そーちゃん！そろそろ時間だから礼装とか着替えといてね。色々、会議したいけど、ちょっと急ぎでごめん！それじゃ！」
年下組が帰ってきたのだろう。
そういえば、エマさん大丈夫かな？
こんな時に、大人ってやつを見せたくなる。
そして、自室に戻り、専用の礼装へ。
渡されたのは、黒の袴だった。オレ、袴着るの？
せめて、スーツとかでも…。いや、あとでレオンさんに頼んで、もう1着作ろう。オレ、デザインで。
頼光は、成人式の息子を見るような眼差しであった。
「じゃあ、いきますかねー。」
シュミレーター室のある場所へと向かい、そこでレオンさんが待っててくれた。
レオンはおっしゃれぇぇなお洋服。オレもそれがいい。
「そーちゃん。いい感じだね！あの作品のゲームの続編で出てき」
「そこまでだ、マスター。さすがに、レイシフト前だ。ちゃんと話を聞いてくれないか。」
あっ。美人。まつ毛長いなー。
「聞いているのかね？！」
なんやかんやで、レイシフト。
光で身が包まれていく。ナ〇シカ並じゃん。
目を開けると、草原が広がっていた。
青々と生い茂る草。
雲ひとつない、青空。
そして、心地よい風。
なんか、みんながいた所、もっと殺伐としてたんだけど。のどかだなー。
と思っていると、遠くから叫び声が聞こえた。
叫び声？
チラッと横目に見ると、遠くをじっと見つめるレオンさん。イケメンっ！やばっ、惚れるやろが。
孔明さんに話をコソッと聞きに行く。
「レオンさんって、今何してる感じ？」
「鑑識だろう。目がいいからな。あと、君のサーヴァント、バフかけていいか？」
「遠慮なくどうぞ」
なるほど、そういうことか。
(続きます)
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