栞の無いhistorynight【オリジナル・合作】 (ページ13)

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12話ページ13

次の日、なにかが倒れる音がして目が覚めた

…なんだ？

慌てて外に出ると…

「リーヴル…！」

「あ、こいつ？やっぱり居たんじゃん」

右目を隠した男が子供たちと対峙するようにいた

「っ…誰だ!!」

「あー俺？俺はギーベリ。ユーバーファレンメンバー…って言えばわかるか？」

ユーバー…ファレン…！

「俺が用があるのはリーヴル、お前だよ」

「俺に…？」

首を傾げる

「あ、拒否権なしな？その場合は…」

するとギーベリは腰から何かを抜いて

一人の子供に振りかざし…ｯ!?

「ウォーターリング！」

刹那、ルアルが魔法をその棒にぶつけた

…水はあっという間に蒸発する

「その棒、かなり高温ですよね？子供に当たれば大火傷ですよ、わかってますよね？」

…その目はとても鋭い

「…やーめたっ」

「はい？」

すると突然、ギーベリは棒を元に戻した

「俺は様子見てこいって言われただけだし？種が明かされちゃ面白くないし。

帰るわ、昼寝しよー」

そう言い残し、ギーベリは消えた

…なんだったんだ？

ルアルの目は、相変わらず鋭かった