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61話 ページ15

「所で、俺はいったい……?」

「……すまなかったな、少年。あれは俺の技で見せた悪夢だ」


悪夢?

だけど、あんなにリアルな夢があるだろう
か……。
俺の腕の中で徐々に冷たくなっていく、ルアル。

その感覚はまだ、腕に残っている。

子ども達が言った言葉も耳から離れないっ。


「あっ…あ"ぁ"……っ」

「リーヴルっ!?」


ルアルが、俺の背中をさすってくれた。
ルアルが生きてる。

でも……


これも、ただ俺が見ている夢なんじゃないのか?
目が覚めればまた……っ


「はぁ…悪夢の世界に長く居すぎたか…」

「リーヴル、ここは現実だよっ、リーヴル!」


「ルアル…少年をしばらく休ませてやれ」

「いくらここでワチャワチャ言っても何も解決にならない、ちなみに落ち着くまで寝かすな。今の状態で寝たらまた技に掛かっていなくとも自然と悪魔の世界に閉じ込められるぞ」


「分かった」

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作者名:きっしゃん x他1人 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2015年7月20日 20時

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