今日:9 hit、昨日:7 hit、合計:4,411 hit
小|中|大
61話 ページ15
「所で、俺はいったい……?」
「……すまなかったな、少年。あれは俺の技で見せた悪夢だ」
悪夢?
だけど、あんなにリアルな夢があるだろう
か……。
俺の腕の中で徐々に冷たくなっていく、ルアル。
その感覚はまだ、腕に残っている。
子ども達が言った言葉も耳から離れないっ。
「あっ…あ"ぁ"……っ」
「リーヴルっ!?」
ルアルが、俺の背中をさすってくれた。
ルアルが生きてる。
でも……
これも、ただ俺が見ている夢なんじゃないのか?
目が覚めればまた……っ
「はぁ…悪夢の世界に長く居すぎたか…」
「リーヴル、ここは現実だよっ、リーヴル!」
「ルアル…少年をしばらく休ませてやれ」
「いくらここでワチャワチャ言っても何も解決にならない、ちなみに落ち着くまで寝かすな。今の状態で寝たらまた技に掛かっていなくとも自然と悪魔の世界に閉じ込められるぞ」
「分かった」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
3人がお気に入り
3人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ