栞の無いhistorynight 2【オリジナル･合作】 (ページ11)

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57話ページ11

風によってなびく草によって目を覚ました。

そこはあたり一面、緑で………ってここ俺がこの世界で目覚めた場所じゃんっ！

『ルアル？フェーーー』

フェリチタの名前を呼ぶのを途中で止めた。

『……ウェンズ？ティエラ？ヴォルテール？……リョート？ウンディ？』

全員の名前を呼んだ。
でも、誰一人俺の返事を返してくれる人(龍)はいなかった

広い野原に一人。
仲間もいない、剣もない。

まさかと思いステータスを見ると20を超えていたレベルが1に戻っていた。
そんなはずが無い。そう思ってまた、ステータスを見るが何度見ても変わらなかった。

『もしかして……時間が戻った？』

そんな、非現実的なと思ったがここは本の世界。何でもありな世界。

『取り敢えず、ルアルに会いに行こう。そしたら何か分かるかもっ！』

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また、何時間も掛かってようやく村を見つけた。

『ルアルいるかな？』

物陰で、突然音が聞こえた。

『誰だっ！？』

『ごっこめんなさぁぁぁぁぁぁぁいぃぃぃぃぃぃ！！！』

ルアルだ。ルアルに会えたんだ。そう思ったら嬉しくなってルアルに抱きついた。

『えっ！？あっあの、どっどちらさまで？』

『あっ………ルアル、本当に俺のこと知らない？』

『知らない』

『即答する無し、少し考えろよ……』

でも、これで理解出来た。
時間が戻ったと……。

でも、俺は知らなかった。
もっとちゃん勉強しておけばよかったんだ。

【ナイトメア】

意味は………

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【悪夢】