48話 ページ2
目を開ければいつも通り、洞窟の前。
「いつもながら、起きるのが遅いな」
「うるさい、フェリチタ」
そして、俺の隣には紅く輝く剣。
あと、龍は一人だ。因みにウェンズいわく、龍は人と同じ一人、二人と数えるらしい。
……なんか違和感あるけど…。
【この感じだと、貴様は龍の力を集めたいるみたいだな】
「えっ?はい」
【という事はあいつ等の元にも行くのか?】
【うん、そーだよ〜。最後に光の元に行く予定なんだ〜】
【闇は器になったみたいだかな】
「器になった本人は気付いてないけどね」
ルアルのその一言に苦笑する。
だって、笑えないから。
【……ちょっと待て、本当に光が最後か?】
【あっあぁ、そうだか?】
【……彼女の元には行ったのか?】
【彼女?】
【……氷はどうした】
【【【あっ……】】】
えっ?なになに??状況が掴めないんだけどっ!
氷って何!?
【…テールちゃんごめん、忘れてた(*ノω・*)テヘ】
【我も忘れていた…】
【私も…】
【………テメェらぁ!!!】
ヴォルテールの怒鳴り声が響いた。人間にも影の薄い人がいるように龍にも影の薄い龍がいるみたいだ。
龍も人間も似ているところがあるという事だろうか?
【 ヴォルテール、そんなに怒ることはなかろう 】
【ごっごめんなさいっ!謝りますから殴らないだくださいっ!】
えっ?剣の中って一体どうやってんの??
【テールちゃん、氷の事好きだもんねぇ(・∀・)ニヤニヤ】
【ティエラァァァァ!!】
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