一緒に。 ページ26
───貴方side───
「え、ここって。」
ニ「俺らが通ってた学校だよ。」
「懐かしいね。」
二「あの時は何も考えてなかったよな。」
「そうだね。」
二「今は色んなことが頭にいっぱいだよ。」
「年をとったからね。」
二「良いことなのに、なんか寂しいな。」
「そうだね。」
そう返すと優は黙ってしまった。
そしておもむろに私の正面に立つ。
「優、背が高いから目の前に立たれると怖いんだけど。」
二「ねぇ。」
「何？」
二「本気で一緒に住まない？」
「…え？」
二「ずっとAをひとり占めしたい。Aを一人にさせたくない。」
そっと手袋の上から手をつなぐ。
二「いきなり一緒に住むのはお互いの予定があるから少し厳しいかもだけど、最初は俺がAの家に何泊かするところから始めてもいいかなって。」
そう早口に照れた感じに言う優に結局私は甘い。
「いいよ。」
二「え？」
「いきなりはさすがに準備が必要だけど、私も優と一緒にいたい。」
二「…！良かった！嬉しい…。」
子供みたいに無邪気な笑顔。変わってない。
二「もう冬に、一人きりにはなりたくないからね。」
「…そうだね。」
私はまだ、あの日もみの木に遅れて行った理由を言えていない。
優も聞いてこない、触れてこないけどきっといつかは向き合わなきゃ行けない問題だろうな。
本当は、思い出したくなかったけど。
「ねぇ優。私も聞いてほしいことがあるんだ。」
何かを察したのか優は私に向き直った。
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たそたそ(プロフ) - のえるさん» ありがとうございます！ (2018年2月22日 18時) (
レス) id: 6d09bff2da (このIDを非表示/違反報告)
のえる - 二番くん大好きなので嬉しいです♪更新大変たと思いますが、楽しみに待つています！！！！！ (2018年2月11日 17時) (レス) id: 843f00b9d9 (このIDを非表示/違反報告)
たそたそ(プロフ) - 柚さん» ありがとうございます！ (2018年2月8日 23時) (レス) id: 6d09bff2da (このIDを非表示/違反報告)
柚 - すっごくキュンキュンして見てます。更新頑張ってください (2018年2月7日 20時) (レス) id: 7ca8cbc4cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たそたそ | 作成日時：2018年1月28日 13時
