朝。 ページ19
────貴方side────
一夜が経ち、隣には優がいた。
余程離れたくなかったのか、私を軽く抱きしめている。
｢優、おはよう。｣
時計を見ると午前11時を指していた。
もうお昼じゃん。
｢優、お昼ご飯食べよう？｣
二｢……ん、お昼……。｣
そう言って目をこする優。
二｢……おはよ、A。｣
｢おはよう、何食べる？作るから。｣
二｢Aの手作りならなんでもいいよ。｣
｢はいはい、じゃああるもので作っちゃうからちょっと待ってて。｣
私は優の手を退かして布団から出た。
二｢……心臓に悪いから服きて…。｣
｢あ。｣
優が顔を背けている、昨日は恥じらいなんてなかったくせに。
｢わかった、わかった。ちょっと待っててね。｣
いつも着ている大きめのスウェットを着る。
二｢そのサイズ俺でも入るんじゃない？｣
｢流石に優にはきついでしょ。｣
二｢彼シャツみたいで可愛いって言いたかったんだけど。｣
飲んでた水を吹きそうになる。
え、恥ずかしいからやめてよ。
｢優は朝からデレデレだね。｣
二｢いつも通りすぎるだろ。｣
そう言って優も起きてくる。
…優の言ってた意味がわかったかもしれない。
｢ねえ、優。服着て。｣
二｢俺が言ってた意味わかっただろ。｣
｢わかったから服着て、なんか、思い出しちゃう。｣
二｢はいはい、Aさんは照れ屋さんですね〜可愛いですね〜。｣
ついさっきまで自分も同じ状態だったのによく言うよ。
｢照れてる優も寝起きの優も充分可愛かったけど。｣
そう言うと優は何も返してこなかった。
二｢ねえ。｣
｢何？｣
二｢もう1回。｣
｢え？｣
そう言うと優は立ち上がって私の腕を引っ張ってきた。
二｢もう1回。って言ったら怒る？｣
｢…昼だよ？｣
優の｢もう1回。｣が何を意味しているのかはわかった。
でも、昼だよ。
二｢昼でもAと一緒にいたいの。｣
そう言って布団の中に入る。
｢ちょっとだけだからね。｣
二｢はいはい、ある程度はどうにかするよ。｣
そう言っても必ず優のペースに巻き込まれる。
でもそれが一番好きなんだけどね。
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たそたそ(プロフ) - のえるさん» ありがとうございます！ (2018年2月22日 18時) (
レス) id: 6d09bff2da (このIDを非表示/違反報告)
のえる - 二番くん大好きなので嬉しいです♪更新大変たと思いますが、楽しみに待つています！！！！！ (2018年2月11日 17時) (レス) id: 843f00b9d9 (このIDを非表示/違反報告)
たそたそ(プロフ) - 柚さん» ありがとうございます！ (2018年2月8日 23時) (レス) id: 6d09bff2da (このIDを非表示/違反報告)
柚 - すっごくキュンキュンして見てます。更新頑張ってください (2018年2月7日 20時) (レス) id: 7ca8cbc4cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たそたそ | 作成日時：2018年1月28日 13時
