勤務92日目 ページ45
『よしできた！…作りすぎたかな』
暫く部屋で待っていれば、香ばしい香りが漂ってきた
『お待たせ…よかったらどうぞ』
並べられた食事は美味しそうな家庭料理ばかり
「いただきます」
『……』
「…その、じっと見られていると気になるのだが」
『あ、ごめん…口に合うか気になって…』
自分の分には口を付けず険しい顔でじっと私を見つめる御心
『良かったぁ…安心…』
素直に伝えれば、安心したのか笑顔になっていった
『あ…ちょっと失礼…』
食べ終わった後に、そういいながら六法全書を引っ張り出した彼女
『んーと…ここに…』
ページをめくる御心の表情はやはり険しかった
「また副検事の仕事か？」
『いや、違うんだけど…』
「ム、そうなのか」
確かに、刑法を調べているというよりも勉強しているに近い
『…先輩から特任検事の試験を受けてみないかって言われて』
「特任検事…」
3年以上副検事を務めた者が受けられる試験
それを受けるつもりなのか
『…本当に受けるとは限らないけど』
「そうか」
『私の本職は心理職だからね！』
かなり本人は自分の仕事に誇りを持っているようだ
『うーん…わかんない、アニメ見よ…』
六法全書を閉じたと思えば、すぐさまテレビをつけた
「何を見るのだ？」
『撮りためたトノサマン！』
目を輝かせた御心は今までに無いくらい楽しそうだった
『おぉ…すごい』
食い入るように画面を見つめている
今日の御心は本当にコロコロと表情を変えている
「…愛いな」
『ん？なんか言った？』
「いや、なんでもない」
自分だけにものにしたいと思うのは
単なる身勝手だろうか
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紅(プロフ) - Earthさん» コメントありがとうございます！ほんとですか…⁉︎凄く嬉しいです(ToT)更新頑張ります〜！ (2022年3月27日 23時) (
レス) id: d053ebfa1b (このIDを非表示/違反報告)
Earth - コメント失礼致します。御剣さんの夢小説のなかで、主様の作品が一番好きです！更新、楽しみにしています。 (2022年3月27日 21時) (レス) @page26 id: 0c97a7403a (このIDを非表示/違反報告)
紅(プロフ) - 鍋好きさん» コメントありがとうございます！嬉しいです〜（ ; ; ）ゆっくり更新になると思いますが、頑張ります！ありがとうございます！ (2022年3月15日 21時) (レス) id: f5d08da00f (このIDを非表示/違反報告)
鍋好き - 初コメ失礼します！とっても面白いです！逆転裁判大好きなので、楽しみにこの先待っています！御無理のないよう、頑張ってください！ (2022年3月15日 18時) (レス) @page18 id: fbdd20a437 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅 | 作成日時：2022年2月21日 0時
