勤務83日目 ページ36
"完璧"は時に人を追い詰める
求め続けるが故に身を滅ぼすことだってあり得る怖いもの
『失礼します…！』
法廷記録をすぐに裁判長に提出した後、真っ先に弁護側控え室の扉を叩いた
「Aさん！やりましたよ！」
真っ先に声をかけてくれた真宵ちゃん
今までに無いくらいの笑顔
その後ろには、イトノコさんに成歩堂くん、矢張くんにナツミさん、そして御剣くんが揃っている
『…、よ、よかったぁぁあ……』
彼の姿を見た瞬間に安心してしまったのか
その場にへたり込んでしまった
それを見た皆がどよめきだす
「Aさん…!?な、泣かないでください〜…！」
今まで我慢していたもの全てが止めどなく溢れて止まらない
それでも目の前であたふたしている真宵ちゃんを見ていたら、いつの間にか笑ってしまっていた
「ちょっと！笑わないでください！」
『ご、ごめんね…』
「……心配をかけてすまなかった、」
真宵ちゃんの後ろから聞こえる一つの声
まぎれもない彼の声
今度は真っすぐ私の目を見て
「御心、ありがとう」
『…どういたしまして！』
やっぱり、悲しんでいる顔よりも喜んでいる顔が見たい
支えて、力になってあげられたのかな
「今夜は自分がご馳走するッス！！」
『…お給料大丈夫なんですか？』
大きく豪語したイトノコさん
少し心配だったけれど少しだけお言葉に甘えることにする
思いがけずあの学級裁判の真犯人も判明してしまい、一瞬だけ空気が凍り付いたけれど
また、いつもの日常が戻ってきたって強く実感できた
「あの４人すごい仲良し…」
「本当凄いッス…」
この何気ない日が続きますように…
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紅(プロフ) - Earthさん» コメントありがとうございます！ほんとですか…⁉︎凄く嬉しいです(ToT)更新頑張ります〜！ (2022年3月27日 23時) (
レス) id: d053ebfa1b (このIDを非表示/違反報告)
Earth - コメント失礼致します。御剣さんの夢小説のなかで、主様の作品が一番好きです！更新、楽しみにしています。 (2022年3月27日 21時) (レス) @page26 id: 0c97a7403a (このIDを非表示/違反報告)
紅(プロフ) - 鍋好きさん» コメントありがとうございます！嬉しいです〜（ ; ; ）ゆっくり更新になると思いますが、頑張ります！ありがとうございます！ (2022年3月15日 21時) (レス) id: f5d08da00f (このIDを非表示/違反報告)
鍋好き - 初コメ失礼します！とっても面白いです！逆転裁判大好きなので、楽しみにこの先待っています！御無理のないよう、頑張ってください！ (2022年3月15日 18時) (レス) @page18 id: fbdd20a437 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅 | 作成日時：2022年2月21日 0時
