勤務80日目 ページ33
狩魔検事は二発目は存在しなかった
あまつさえ、ドアの弾痕は他の原因で出来たと言い出す
『そんな…めちゃくちゃだ…』
でも、警察が証拠を見落としただなんて考えられない
「＿事件があった時に二発撃たれたはずと、見事に証明をしました」
しかし、二発目の弾丸が無い以上確信は突けない
裁判長が下した考えは、弁護側主張の無効
理由も正当なもの
『でもなぁ…』
私が腑に落ちない、
どうして扉に弾痕があるのか、どうして凶器が２発分使われているのか
『成歩堂くん…』
弁護人は異議を唱えない
別の人物が撃ったと確信して疑わなかったみたいだ
「御剣怜侍に確認します＿殺意はなくとも、父親を殺害しましたか」
彼が答えるまで、長い時間が経った気がした
「そう、思います」
認めてしまった、何もかも
「＿何か、異議があるものは？」
『異議あり！…裁判長、少し待ってください』
考えるよりも先に手が動いた
思い切り机を叩いた掌がヒリヒリ痛む
「な、Aくん…あなたは書記官でしょう」
『…書記官の立場でありながら、異議を唱えたことをお許しください』
認めない、こんな謎を残したまま判決が下るだなんて
『そもそも、銃を使うだなんて余程のことが無い限りあり得ません』
法廷中が私に視線を送っている、怖いけれどここで引き下がってはいけない
『エレベーター扉の弾痕も、何らかの理由で出来たのも考えにくいのでは…灰根が闇雲に撃ったとでも言うのですか？』
「しかし、…二発目の銃弾は見つからなかったのですぞ…」
『……』
「…副検事の頑張りもそこまでか」
肝心の所が分からない、あと一歩だというのに
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紅(プロフ) - Earthさん» コメントありがとうございます！ほんとですか…⁉︎凄く嬉しいです(ToT)更新頑張ります〜！ (2022年3月27日 23時) (
レス) id: d053ebfa1b (このIDを非表示/違反報告)
Earth - コメント失礼致します。御剣さんの夢小説のなかで、主様の作品が一番好きです！更新、楽しみにしています。 (2022年3月27日 21時) (レス) @page26 id: 0c97a7403a (このIDを非表示/違反報告)
紅(プロフ) - 鍋好きさん» コメントありがとうございます！嬉しいです〜（ ; ; ）ゆっくり更新になると思いますが、頑張ります！ありがとうございます！ (2022年3月15日 21時) (レス) id: f5d08da00f (このIDを非表示/違反報告)
鍋好き - 初コメ失礼します！とっても面白いです！逆転裁判大好きなので、楽しみにこの先待っています！御無理のないよう、頑張ってください！ (2022年3月15日 18時) (レス) @page18 id: fbdd20a437 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅 | 作成日時：2022年2月21日 0時
