勤務48日目 ページ1
あれから私は、資料室に籠っていた
『えーっと…法廷記録が…』
莫大な量の事件資料を隅々まで見ていた
時間なんて忘れるくらいに
『せっかくのクリスマス…しかも休みだったはずなのになぁ…』
ふと現実を思い出すととても虚しくなってきた
『…大丈夫かな、ほんとに』
イトノコさんは死に物狂いで無罪になるような証拠を集めているし
きっと成歩堂くんは弁護をしたいはずだ
『……』
正直、明日の法廷が怖かった
『でも、もう過ぎちゃったものはもう戻れないもんね…』
そして、資料にまた目を向けた瞬間だった
カタカタと小刻みに揺れる音
次第に大きな地震と変わっていった
『あっぶな…！』
しゃがみこんで安全な体制を取ってじっと耐える
しばらくすれば揺れは収まっていった
『大きな地震…あ！御剣くん大丈夫かな…ど、どうしよう…』
このぐらいの強さだと、確実にトラウマを引き起こしているはずだ
『私が焦ってどうする…、とりあえずここから出ないと…！』
今まで見ていた資料を全て元の位置に戻し、資料室を後にする
刑事課の所に戻ると、イトノコさんと成歩堂くんたちが話していた
「あ、Aさん警察署にいたんですね！」
『うん…ちょっとね』
「そういえば、Aさんはさっきの地震大丈夫でした？」
『私は平気だったけど…』
「さっきまで御剣と面会してたんだけど、地震起きたらとても怖がってて…」
やっぱり思った通りだった
『そうなんだ…』
「これから御剣検事のところに向かうッスけど…いくッスか？」
そんなの、返事はただ一つ
『行きましょう…心配ですもん…』
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紅(プロフ) - Earthさん» コメントありがとうございます！ほんとですか…⁉︎凄く嬉しいです(ToT)更新頑張ります〜！ (2022年3月27日 23時) (
レス) id: d053ebfa1b (このIDを非表示/違反報告)
Earth - コメント失礼致します。御剣さんの夢小説のなかで、主様の作品が一番好きです！更新、楽しみにしています。 (2022年3月27日 21時) (レス) @page26 id: 0c97a7403a (このIDを非表示/違反報告)
紅(プロフ) - 鍋好きさん» コメントありがとうございます！嬉しいです〜（ ; ; ）ゆっくり更新になると思いますが、頑張ります！ありがとうございます！ (2022年3月15日 21時) (レス) id: f5d08da00f (このIDを非表示/違反報告)
鍋好き - 初コメ失礼します！とっても面白いです！逆転裁判大好きなので、楽しみにこの先待っています！御無理のないよう、頑張ってください！ (2022年3月15日 18時) (レス) @page18 id: fbdd20a437 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅 | 作成日時：2022年2月21日 0時
