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勤務13日目 ページ15

成歩堂くんの異議とオバチャンの新しい証言によって、今度はもう一人の人物が浮かび上がってきた


『でも、小学生の子どもかぁ…』


重い凶器を扱うには無理がある


オバチャンが写真を消したのにも合点が…いかないけれど…



「ここで5分間の休憩を取ります…」


『た、助かった…』


裁判長がタイミングよく休憩を入れてくれた


このまま証言を聞いていると頭が混乱して書記官としての仕事ができなくなる


オバチャンのおかげでいつもの集中力が無くなってしまっていた


『……』


もう一度冷静になって頭を整理していく


証言と、提出された証拠を見ながら念入りに



「…お前は休まなくていいのか」


『…わっ!、…なんだ…びっくりした、』


せっかくいい感じに集中出来てきたのに…


御剣くんが声をかけてきた


相変わらず目は見てくれない


『お気遣い感謝いたします、…でも私にはやるべきことがあるのでご心配なく』


すこし冷たくしすぎただろうか


無表情なのに、少し寂しそうに見えた



『それにしても、証人にタジタジだったねミッちゃん』


「だからその名で呼ぶな…!」


『え〜…カワイイと思うけど…』


「次そう呼んだら返事しないからな」


この少しの会話が、結構楽しかったりする


寂しそうに見えていたカオが和らいだ気がした

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作者名: | 作成日時:2022年1月4日 1時

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