余命１ヶ月だとわかったらあなたはどうする？２

20日目(5) ページ1

やっぱり本編から書きます！

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ころんside

ジ「なぁ、ころん。」
こ「うん？どうしたの？」
ジ「俺の相談、聞いてくれへん？」


いきなりそんなことを
言われて僕はびっくりした。


僕に相談…？


こ「えっ…？僕でいいの？」
ジ「おん。寧ろころんやないと
　 俺はできない気がする。」
こ「なるほど…？」


全然理解できてないわww


こ「で？何？」
ジ「俺な…この前…って言うか昨日やな。
　 急用で急いで帰ったやろ？」
こ「うん」
ジ「実はな…俺の10個違う弟が
　 持病があってな、昨日亡くなった…」
こ「えっ…？」
ジ「それでさ…弟と約束したんや。
　 m…(こ「ちょっと待って…？」
　 何や？どうしたんか？」


何でそんな話を？
人が亡くなった話を僕に？


これから亡くなる僕にするの？


あとさ…

こ「昨日亡くなったってことはさ…
　 今日とか親来るんじゃないの？
　 いいの？会わなくても。」
ジ「それは気にしないでええねん。
　 俺は親と会わんくても大丈夫やから。」
こ「そうなんだ…じゃあ…続きをどうぞ。」


何で相談相手を僕にしたんだろうか？
僕には全くわからない。どうして？


ジ「それでな…死ぬ間際に言われたんよ。
　 「いろんな人を笑わせてね。」って。
　 俺は本当にそれが出来ているのか
　 わからない…だから相談した。」


なるほどね…
でも…僕はね…





こ「出来てないよ。」





ジ「やっぱり…？」
こ「だって…相談してくるってことは
　 自分では笑わせてるなんて
　 思ってないってことじゃないの？」
ジ「いや…ちゃうねん…」
こ「それに…自分が笑えてないなら
　 出来てないと思うな？」


そう。


今、ジェル君は
涙を流している。



こ「辛いならそんなこと
　 考えずに泣けよ…」
ジ「やって…ｸﾞｽｯ…シェルと…」
こ「そんなこと気にしないの。
　 だからいっぱい泣いていいんだよ！」

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