【ツイステ】平凡少女は恋をされているらしい

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放課後になり、モストロラウンジへと向かうためにとぼとぼ歩く。



食堂でたまたま会ってお昼を一緒に食べたリドルに何かあったのかい？、と聞かれて訳を話すと、そこにいたトレイ先輩とケイト先輩も立ち上がって、契約は辞めておけ、と反対された。


アズールの信用の無さに驚きながら何とか3人を宥めると、どうしても契約をするなら契約書を隅から隅まで見て、細工がないかしっかりと確認しろ、と強く言われた。



本当何したんだ、アズール。


いやアズールの性格はツイステやってたから知ってるけど、そんなに評判悪いとは……。



僕もついていこう！と言うリドルを何とか抑えて1人で来たけど、やっぱり来てもらえば良かったかな。



着いてしまったモストロラウンジを見上げてぼんやりしていると、突然目の前の扉が開く。



「おや、もう来られていたんですね」

『び、びっくりした……』



扉を開けたのはオクタヴィネル副寮長のジェイド・リーチ。


人の良さそうな微笑みを常に浮かべてるけど、アズール以上に何を考えてるのかさっぱり分からない。



「これは失礼しました。ご案内しますので、中へどうぞ」

『あ、うん。ありがとう』



疑問符のない言葉に一応返事をして、前を歩く、事情を知っているらしいジェイドに着いていく。



対価に何を要求されるんだろう……。

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