La nostra storia（黒） (ページ6)

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花火大会に行くことを兄に伝えたら浴衣のレンタルショップに急いで連れていかれた

最初はそこまでしなくていいよと思ったけど並んでいる浴衣を見ているうちに少しは蓮もかわいいと思ってくれるかなと考えてどんどん楽しくなった

当日待ち合わせの場所に行くとすでに蓮は来ていた

『蓮！』

「A」

『蓮も浴衣着てきたんだ』

「まぁね」

昨日もしかしたら蓮も浴衣を着てくるんじゃないかなーて考えてたけど想像以上に似合ってて上手く言葉が出ない

「A浴衣似合ってるじゃん、かわいいよ」

『ありがとう、、』

「行こうか、ハイ」

蓮にかわいいて褒められたことに心の中で喜んでいると蓮は手を伸ばしている

『えっ』

「ほら、Aすぐ迷子になるでしょ」

「だから、はぐれないように」

別に子供じゃないんだからそんな迷子になったりしないよと思うけどせっかく彼と手を繋げるなら

『蓮が迷子にならないようにじゃなくて？笑』

「もう笑それでいいから」

蓮の大きな手が私の手を包んで、歩き出す

「何食べる？」

『えっーと、焼きそばにたこ焼きでしょ後はかき氷と、、、』

「めっちゃあるじゃん笑」

『だって、どれも美味しそうだし』

「じゃあまずはたこ焼きからねー」

『うん！』

うまそーと横に並んで待つ蓮は通り過ぎる人が振り返るくらいかっこいいそんな蓮と一緒にお祭りに行けるなんて私にとっては夢みたいですごく幸せだ