La nostra storia（黒） (ページ2)

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あなたに会える金曜日から土日も終わり
また、一週間が始まる

バイト終わりの電車の中
明日は、2限からだからゆっくり起きれるななんて考えていたらまた何人か電車に乗りんでくる

思ったよりも乗ってきたなと思いパッと顔を上げると、金曜日にしか会えないはずのあなたがいた

『えっ』

突然の出来事にどうしたらいいのか分からず、だけどあなたから視線を逸らすことが出来なくて

それから、どれくらい時間が経ったかも分からないけど気づいたらあなたと視線が交わっていた

「あれ、君」

金曜日あのカフェ以外であなたに会えて妄想が広がっているのか、あなたが私の方に向かってくるようにみえる

「カフェにいつもいる子だよね？」

あまりにも急な出来事に思考が停止する

「おーい、違った？笑」

あんなにも向けて欲しかった視線を私に向けて綺麗に笑ってる

『そうです』

「だよね、良かった」

「君と話してみたいなていつも思ってたんだ」

どうやら、私の妄想は止まらないらしい

「君、名前は？」

『A です』

「Aちゃんか、かわいいね」

お世辞だってことはもちろん分かってるけど、あなたに名前を呼んでもらったことかわいいね言ってもらえたことに思わず顔が熱くなる

そして、慌てて思い出した

『あの、お名前は？』

「目黒蓮です」

『目黒蓮さん』

やっとあなたの名前を呼ぶことが出来た