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(you side)
ジヨン「次ヨンジェメイクするから。」
ヨンジェ「おっけー」
ジュノ「ジヨン、衣装ってこれでおけ?」
ジヨン「シャツのボタンもう一個開けて。
エリー、適当にアクセサリー選んどいて。」
エリ-「了解。」
ジヨン「A、どこ行くの?」
「ちょっとお手洗い行ってくる。」
ジヨン「すぐ戻って来てよね。」
「おっけー」
デビューステージ当日。
朝から慌ただしかった。
正直、私たちのこの業界での立ち位置は未だによく掴めていない。
謎の集団enigmaなら、圧倒的に頭を下げられることの方が多かった。
どのグループも頭を下げて、私たちにプロデュースしてほしいとお願いしてくる。
事務所の社長ですら、頭を下げてくるほどだった。
だけど、今この瞬間のenigmaは違う。
所謂新人。
誰に対しても頭を下げなきゃいけないのに、
それよりも先に頭を下げられる。
それほど、今まで築き上げてきたenigmaの功績は大きい。
この業界において、謎の集団enigmaに嫌われること、
それは今後の人気や出世に大きく支障をきたす。
アーティストもスタッフも事務所も抱く共通認識。
私たちは新人であって新人ではない。
それが、正直やりづらかった。
「ふぅ。」
トイレの個室に入り、溜息をつく。
少しして、人の気配を感じた。
?「今日、enigmaのデビューステージでしょ?」
?「うん。テレビ局の前、人やばかったじゃん。」
グループ名までは覚えていないけど、声を聞いて誰だか分かる。
まだ彼女たちをプロデュースしたことはない。
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つむつむ(プロフ) - とても惹き込まれるお話でした!!離とは主人公の名前ですか?お忙しいかとは思いますが更新頑張ってください!!続きがとっても楽しみです!! (2017年8月29日 19時) (レス) id: 98566561f5 (このIDを非表示/違反報告)
らら(プロフ) - お忙しいとは思いますが続きの展開が気になります…! (2017年6月9日 21時) (レス) id: 3ae85e211e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はる | 作成日時:2017年2月20日 21時