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(you side)
楽しかったステージも、最高潮に高まった気持ちも突如として終わりを告げた。
私の手に握られた1通の手紙。
LEONからの手紙。
ずっと恐れていた、でも心のどこかで待っていた相手。
部屋に嫌な沈黙が流れる。
私は手に握られたそれを静かに開けた。
【久しぶりだねA。
ずっと探していた。
もう見つからないと思っていた。
だから年末、韓国の歌謡祭で君たちが現れた時は本当に驚いたよ。
そのまま裏舞台で活動しておけば良かったのに。
やっぱり僕と同じ所に立ちたいんだね。
今度仕事で韓国に行くんだ。
是非Aに、enigmaに会いたい。
もちろん、会ってくれるよね？】
全て読み終えた後、無言でそれをジュノに手渡した。
…ついに来た。
間違いなくLEON本人の自筆と連絡先。
ｼﾞｭﾉ「俺が会う。Aは会わなくていい。」
「…私も、会うよ。」
ｼﾞｭﾉ「いやっ…でも、」
「リクを使ってまでして、私にこれを渡してきた。
私が会わなきゃ、レオは、レオの父親は何をしてくるか分からない。」
ｼﾞｭﾉ「そう、か…」
ｴﾘ-「全員で、会おう。
だけど連絡取るのはAじゃなくていい。」
ｼﾞｭﾉ「あぁ、それは俺が取る。」
ﾖﾝｼﾞｪ「事務所には言う？」
ｼﾞｭﾉ「そうだな。念のため言っておこう。」
ｼﾞﾖﾝ「バンタンには？」
「まだ言わないで。」
最近私はジョングク君に心配かけてばかりだ。
LEONのことは、彼には全く関係のない。
巻き込みたくない。
ｼﾞｭﾉ「…分かった。それは様子見よう。
じゃあ善は急げ、だな。」
ジュノが電話をかける。
ｼﾞｭﾉ「Hello…ジュノです。お久しぶりですね。」
ジュノの顔がいくらか強張った気がした。
あの時…アメリカから韓国へ帰国した時から４年が経とうとしていた。
ｼﾞｭﾉ「あぁ…分かりました。
５人全員でお会いします。
俺のメール、知ってますよね？
……そう、あなたと一緒に仕事してたあの時のままですよ。」
私がLEONの付き人をしていたように、ジュノもLEONをマネージメントするメンバーの１人だった。
彼も私と同様にLEONに裏切られた１人だった。
ｼﾞｭﾉ「来週、韓国に来るんだと。
その時会うことになった。場所はenigmaの事務所。」
彼がどんな考えで私たちに接触してきたのか、今はまだ分からない。
ただ、私たちにとって良くないことが起こることは想像がついた。
この1通の手紙から私の運命は大きく変わることとなる。
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つむつむ(プロフ) - とても惹き込まれるお話でした！！離とは主人公の名前ですか？お忙しいかとは思いますが更新頑張ってください！！続きがとっても楽しみです！！ (2017年8月29日 19時) (
レス) id: 98566561f5 (このIDを非表示/違反報告)
らら(プロフ) - お忙しいとは思いますが続きの展開が気になります…！ (2017年6月9日 21時) (レス) id: 3ae85e211e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はる | 作成日時：2017年2月20日 21時
